本など

ともしびをかかげて

ともしびをかかげて〈上〉 (岩波少年文庫)作者: ローズマリサトクリフ,チャールズ・キーピング,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見るローズ…

銀の枝

銀の枝 (岩波少年文庫)作者: ローズマリサトクリフ,チャールズ・キーピング,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (10件) を見る やっとこさ読了。時代背景…

まあ、大きくなって〜

昨日の日記の「第九軍団のワシ」、実はかなり前に手に入れていました。今は「ローマン・ブリテン四部作」の二作目「銀の枝」を読んでいます。なぜ、読むのがこんなに遅れたかというと、ハリー・ポッターを読み返していたからです。私は携帯版で読んでいるの…

ずっと昔の空の下で

上橋菜穂子著「精霊の守り人」の新潮文庫版の後書きに、佐藤さとるの「誰も知らない小さな国」、いぬいとみこの「木かげの家の小人たち」、ル=グウィンの「ゲド戦記」ローズマリ・サトクリフの一連の歴史物語に、強い影響を受けたと書いてありました。どれも…

ジェイン・オースティンのエマ

今日の日記を書く前に、基本的な内容を確認しようと「エマ」で検索したらマンガばかり出てきてびっくり。内容は19世紀末イギリスを舞台にした青年とメイドとの階級を超えた恋物語みたいです。ジェイン・オースティンのエマとはまったく違うお話です。それ…

ジェイン・オースティンの手紙

「お姉様のレース編みはもうそんなにすすんでらっしゃるの?私はまだ絹糸さえも手に入れていませんのに。おねがい♪ロンドンかカンタベリーで買ってきてくださらない?お姉さまのより細い糸がいいのだけれど。」 メールならこんな感じでしょうか?昨日の日記…

ジェイン・オースティンの手紙

最近はまってしまったジェイン・オースティン。最初に読んだ「自負と偏見」(新潮文庫)は、中野好夫さんの訳だったのですが、言い回しがとても古風。なにせ男性の手紙文が「候文」ですから。でも、そこがなんだか時代がかっておもしろかったです。次は、引…

カサンドラの城

カサンドラの城作者: ドディースミス,Dodie Smith,石田英子出版社/メーカー: 朔北社発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (2件) を見るDodie Smith の『カサンドラの城』。イギリスの古いお城に暮らす17才のカサンドラ。お…

Tattingとクロスステッチ

買い物する時間がないといいつつ、三宮のドヰ手芸店で本と雑誌と図案をいくつか買いました。「Tatting with Visual Patterns」は、去年迷って買わなかったのですが、すっきりとした図案が多いのとアマゾンでは古本でしかもとんでもない値段でしか買えなくな…

方円彩糸花網

唐招提寺に蔵されている国宝です。仏舎利を入れたガラス容器を包んでいたものだと考えられています。鑑真和上が唐から754年に持参されたものらしいです。見た目はレースのドイリーそのものです。 絹の東伝―衣料の源流と変遷 (小学館ライブラリー)作者: 布目…

読んだ

ファンタジーを読むのは好きです。でも、児童文学の棚にある色とりどりの装丁のどっしりした単行本を手に取るのはおっくうで、軽装版や文庫になったものが中心です。つまり、「ゲド戦記」と「ハリー・ポッターシリーズ」ですね。あとは、子供の頃に図書館で…

毛糸だま1993年10月号

毛糸だまに、ニットのティディベアが連載されていたり、編み物グループの方で編まれている方を見かけたりして、クマに惹かれています。そして、モチーフ編みでにぎわっている中、思い出したのが、永久保存版のお宝「毛糸だま」(日本ヴォーグ社)1993年10月…

ひと月の夏

ひと月の夏 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)作者: J.L.カー,J.L. Carr,小野寺健出版社/メーカー: 白水社発売日: 1993/10メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見るこういうタイトルに弱いんです。 「わたしのどこかが時による腐食を越…

かぎ針、棒針

9月に入ったとたん、本屋さん編み物本が充実してきましたね。なんだか、去年以上に小物の本が多くて、立ち読みは楽しいのですが、購買意欲は今一つわいてきません。そんな中、即決した本は、やはり着るもの中心で、 素敵なかぎ針編み作者: 雄鷄社出版社/メー…

ブリュッセルの工房で

貴婦人と一角獣作者: トレイシーシュヴァリエ,Tracy Chevalier,木下哲夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (14件) を見るトレイシーシュヴァリエの「貴婦人と一角獣」を読みました。 パリの国立中…

シェトランド・四重奏

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)作者: アンクリーヴス,Ann Cleeves,玉木亨出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/07/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (62件) を見る 本格的な編み物シーズンに向けて、冬を感じたくて、「週末…

家なき鳥

最近、読書の神様も降りてきていて、乱読ぎみです。お盆前から、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」、「暗号解読」、オースティンの「自負と偏見」、そして、今日紹介するグロリア・ウィ−ランの「家なき鳥」などを読んでいます。 家なき鳥 (白水uブッ…

The Racemaker

はじめてのボビンレース―切って使える実物大パターンつき作者: 飯野美智子出版社/メーカー: 雄鶏社発売日: 2007/04メディア: 大型本 クリック: 26回この商品を含むブログ (2件) を見る少し前にかわいらしさに惹かれて、作れるかどうかもわからないのに、買っ…

工字形器具を持つ人

今日、図書室で「日本技術の社会史第三巻、紡織」(日本評論社)という難しそうな学術書を発見。で、引き付けられるようにページを開くと、日本でも弥生時代の遺跡からスピンドルの実物(絹、麻用)が出土し、ホイールは金属、木、碧玉!(これは祭祀用かも…

マーガレット・スチュアートさんのインタビュー

実は、1991年秋号の「毛糸だま」を持っているのですが、そのタイトルが「シェットランド島のセーターをあなたに」です。フェアアイルのセーターとベストの編み図が載っているのですが、身頃は輪に編むのですが、袖ぐりのところで、後ろ、前身頃に分けて編む…

暖炉の火のそばで

ターシャ・テューダーの手仕事を紹介した「暖炉の火のそばで」(トーバ・マーティン著、リチャード・W・ブラウン写真)ISBN:4889914064した。。。紡毛機や機織機、手編みの道具など見ているだけで幸せになります。驚いたのは、羊の毛を刈るハサミや、木の削…

羊毛染色の本を見つけました。

染めには手を出すまいと思っていました。鮮やかな色は市販の糸で、手紡ぎの糸はナチュラルカラーそのものを楽しもうと思っていたのです。その気持ちがコロッと変わってしまったのは、RUMIKOの糸づくりノートさんの染められたウメノキゴケから生まれた美しい…

クロッシェ・レースとニッティング・レース

ローラ・インガルス・ワイルダーの「長い冬」を読んでいて、ローラが編んでいたのはクロッシェ・レースなのかニッティング・レースなのかずっと不思議に思っていました。挿し絵をみると、ニッティング・レース(棒針編み)に見えるのですが、本文では「ロー…

こういう襟はターシャ・テューダーさんも身に着けてられますね。クリスマスにNHKの番組をみてから、「暖炉の火のそばで―ターシャ・テューダー手作りの世界 」か『ターシャ・テューダーの世界』はほしいなあと思っています。NHKのインタビューで庭の番組が…