染め

吝嗇家の藍染

蓼藍は毎年植えているのですが、何度か絶やしてしまったこともあり、タネを手に入れて維持する方に気を取られていました。今年は暖かいせいか蓼藍の葉がまだ枯れずに残っていて思いついて生葉染を試してみたら思いの外楽しくて。 2008年(もうそんなに…驚!…

初めての紡毛糸・3ply

藍と小鮒草で染めたブルーフェイスを糸にしました。 これまでは、セミ梳毛糸で紡いでばかりだったのですが、染めの過程で羊毛がかなりフエルト化してしまったので、ローラッグを作って紡毛糸で紡いでみました。単糸はナバホ縒りで3plyに。これまた、初めてで…

緑色のはずが芥子色

8月半ばから泥藍を作っていたのですが、先々週末に羊毛を染め、先週末に小鮒草で重ね染めしました。 以前の綿糸での重ね染めはこちらです。 今回は羊毛でその色を目指したのですが、結果は、残念なことに。 小鮒草の色が勝ってしまいました。芥子色というか…

泥藍開始

真夏の太陽が戻ってきました。 ベランダの藍もわさわさ。今年も泥藍作ります。プランター二つの収穫。葉っぱだけにしたときの重さは250gありました。去年は70g、一昨年は茎込みで100gちょっとだったので私的には豊作です。去年の様子 一昨年の様子 ベランダ…

あおくんときいろちゃん

今年作った沈殿藍で染めた羊毛を少しだけ糸にしてみました。かわいい水色になりました。 今年の失敗は一番刈りの沈殿藍を失敗して色素をうまく回収できなかったこと。2番刈りで作った沈殿藍は去年のものよりずっと濃い色に出ていたので、もったいないことを…

一番きれいに染まったのは

今年作った沈殿藍で昨日染めて、今日重ね染めをしました。還元剤を使った化学建ての染めの場合、かさね染めは、色を濃くするというより染めムラを改善するという役割のほうが大きいそうです。昨日、羊毛を染めるのにガーゼの袋に入れて染めたら袋の方がよく…

羊毛を染めるはずが

秋らしいさわやかなお天気のもと、今年作った沈殿藍で染めてみました。ガーゼです。 実はガーゼはメインではありません。羊毛を染めるのに、沈殿藍のカスがつかないようにガーゼで袋を縫って、そこに入れて染めたのですが、この袋の方がきれいに染まってしま…

今年の魔女鍋

一回目の沈殿藍、途中まではうまくいっていたのですが、色素を沈殿させるところでどうやら失敗したようです。写真右側です。左の今日作ったものと比べて量が少なく白っぽいです。消石灰は海苔の乾燥剤を使ったのですが、それがよくなかったのでしょうか。去…

今年の魔女鍋

沈殿藍づくり、今年は去年よりうまくいってるように思います。葉っぱの傷みが少なく、気温が高いことが鍵でしょうか。本当は葉がもっとたくさんあるといいのでしょうけれど。できれば、今年はこれで羊毛を染めて、ショールを編みたいのです。 ぎらぎらした膜…

ガーゼのミニマフラー

左から、タマネギ、ウメノキゴケ、サクラ紅葉で染めた医療用ガーゼでミニマフラーを作りました。四重に重ねて縫っているので、くたくたしすぎず、でも肌触りは抜群です。花冷えの今頃にちょうどよいものができました。可愛い色を集めて、レースも添えたので…

小判ポジャギ

日曜日からお天気が不安定で、雷やら、大雨やら、生暖かい風に乗って黄砂が降ったり、今朝はみぞれが降りました。で、今夜は雪が積もるかもしれないとのこと。とても寒くなってきています。でも、こういうハチャメチャな天気は春が近づいている証拠です。あ…

菊の花のピンクッション

毛糸だま2005年秋号に載っているピンクッション(下田直子さんデザイン)を編んでみました。糸は花の部分は、中心部分がウメノキゴケ、花びら部分がユーカリ、ビワで染めた手紡ぎ糸です。(→こちら。)レースの太さに紡いだものを双糸にしたものを、3本引…

手染め布でポジャギ風に

ここしばらく染め貯めていたガーゼで、韓国のカムチムル(巻きかがり)の技法を用いて、ポジャギを作りました。ポジャギは日本の風呂敷と袱紗をあわせたようなもの。包んだり、かぶせたりと使い方もいろいろ。用途も普段づかいのから冠婚葬祭まで幅広いのだ…

サクラ紅葉染め(冷凍保存編)

去年の12月に試したサクラ紅葉染めですが、落ち葉を一袋冷凍保存していました。今回はその冷凍落ち葉を用いてまたまたガーゼを染めてみました。染め方は同じで前日に煮だし、翌日染めというものです。 左から順番に、1:昨年の12月に染めたもの(布の下処理…

ガーゼでいろいろ

ここ2週間ほどで染めためたガーゼたちです。 上から、タマネギ皮(ミョウバン媒染)、タマネギ皮(ミョウバン媒染)、サクラ紅葉(無媒染)、ウメノキゴケ(無媒染)、ウメノキゴケ(無媒染)です。同じ種類で色の濃い方は、染める前に豆乳で下処理をしたも…

フエルト・ボール

この春にウメノキゴケで染めたウールを使って、フエルトボールを作りました。石けんで色が落ちたり、変わったりするかもと覚悟していたのですが、拍子抜けするほどきれいな色のままフエルト化しました。これは、お洗濯問題にも朗報なのではないでしょうか?…

 桜紅葉・タマネギ・ウメノキゴケ

サクラの紅葉した落ち葉で染めたコットンのガーゼは、ウールの手紡ぎ糸をポイントに縫い込んでミニマフラーに。糸は前の冬にビワとウメノキゴケで染めたものです。ビワの色はサクラの色より少しオレンジ味が強いのですが、相性が良いです。染めただけでは「…

桜色

この間拾ったサクラの紅葉した落ち葉で、コットンのガーゼを染めてみました。サクラの落ち葉を20分煮だして、1回目の液は捨て、新しく水を加えて、さらに20分煮だします。この液を1日おいた後、布を入れて30分煮てそのままさましました(このあたり…

手染め糸でストラップ

昨日、携帯電話のストラップがぶっちんと切れてしまいました。ちょうど、藍とコブナグサで染めたコットン糸でモチーフを編んでいたので、同じ糸で『風工房の小さクロッシェレース』を見てボールを編みました。 拡大ぽん! 風変わりな多肉植物みたいです。グ…

手染め糸でモチーフ

みなさんモチーフをいろいろ編まれているようです。私も無性にモチーフが編みたくなり、編み物グループの あみものをするイシダユウコさん企画の「ひとりフレンドシップ・なんとか」に参加します。私はあみものリングで登録しているので、あみものグループの…

藍+小鮒草

義母さんから、ジャガイモやカボチャと一緒に、乾燥させたコブナグサをいただきました。群馬県高崎の染料植物園でもらった種子から育てたものです。コブナグサはササに似た葉を持つイネ科の植物で、別名八丈刈安というそうです。けっこうどこにでもある草で…

巻いてみました

藍で染めたコットンのレース糸を、DMCの糸だまを真似て巻いてみました。右側は同時に染めたウール100%の白い毛糸なのですが、まったく染まりませんでした。うんと昔のあまり糸で少し黄ばんでいます。ラベルが残っていたのでよくよく見るとトップ染めと書いて…

コットンとシルク

藍の葉っぱ約150g分の沈澱藍で染めた糸と布です。糸は重ね染めしています。布は、染め液がもったいなくて駄目もとで染めた木綿のふきん2枚と半襟(アセテート50%、レーヨン40%、絹10%)です。畳んである方のふきんは、端を結んで絞り風にしました。色そのも…

若草色に染まりました

昨日、藍で染めたウールは結局、重ね染めはせず、すすいだあと、お酢でアルカリを中和して乾燥させました。沈澱藍のかすもほとんど落ちてホッとしました。写真の右側、薄いレモン色の羊毛が春にユーカリで染めたものです。手前がユーカリに藍を重ねたもので…

沈澱藍でウールとコットン

沈澱藍

なんだか緑がかっています。調べてみると消石灰の量が多かったのが原因のようです。一応、この緑の藍でも染まるようなのですけど。。。調べたのはこちらのページ宇都宮教育大学の里山活動日記7月、8月の日記を中心に 作業した容器の内壁はきれいな藍色に染ま…

泥藍(沈澱藍)作成

報道などであるとおり、九州はここ1週間ずっと雨でした。気温も22度から27度と低めで、すごしやすかったのですが、泥藍作成にはちょっと温度が不足ぎみ。酵素が失活していたり働かなかったりしたらどうしようと思いつつ、土曜日は容器の上に使い捨てカイ…

沈澱藍

ベランダの藍がなんだか元気が無くて、葉が縮れて、黒くなり(というかまさに藍色)、危機的状況です。迷ったすえ、ちょっと時期的にはやいのですが、沈澱藍をつくるべく、作業することにしました。 藍を建てるのは、微生物の作用や時間もかかり、素人には無…

今年の春に私が野山でみた染料・繊維植物を紹介します。 ヤマアイ(山藍):古代に染料として使われたようですが、葉で染めたのか、根で染めたのか、色は緑色だったのか青だったのか、詳しいことは良くわかっていないようです。水気の多い山道にけっこうどこ…

タデアイ

藍の苗ですが、スクスクと育ち、気がつくとワサワサに。ただ、今日九州はとても暑かったのですが、夕方帰ってくると、植木鉢に植えていた分がぐったりしていました。。。あわてて水をあげたのですが、これからの季節は注意が必要ですね。 藍は、イヌタデやソ…