The Racemaker


はじめてのボビンレース―切って使える実物大パターンつき

はじめてのボビンレース―切って使える実物大パターンつき

少し前にかわいらしさに惹かれて、作れるかどうかもわからないのに、買ってしまった本です。私のような動機で買われた方多いのでは?


   
ボビンの基本の織かたには4つあり、平織りとダブル綾織は、端の二本のボビンに巻かれた糸を横に、横に、動かしてゆくので(横糸になる)、わかりやすかったです。迷わないように端の二本には印をつけておきました(^^)v。けれど、綾織は、なんだかうまく出来ず、フィレ織は綾織に手間取っているうちに時間切れとなりました。

本では、この小さなレースも、透明なプラスチック板(シャツなんかについているもの)をくるりと巻き付けたものに、張り付けてペンダントトップにするアイデアがのっています。私は、タグにして巾着とかのアクセントにするかも。



道具は手近にあるもので間に合わせました。ボビンは100均の竹のフォーク型の楊子、ピンはステンレスの文具用のもの、クーサンは発泡スチロールです。竹の楊子なのですが、形は糸巻きの形だったので問題なかったのですが、軽いので糸がピンと張らずに扱いづらかったです。


フェルメールの「The Racemaker」のお嬢さんもまだ始めたばかりなのかも、手元をじっと見つめています。この絵の載っている文庫本「フェルメール全点踏破」(朽木ゆり子 集英社新書ヴィジュアル版)は、「真珠の耳飾りの少女」(トレイシー・シュヴァリエ 木下哲夫訳 白水ブックス)という小説をより楽しむために買いました。「真珠の耳飾りの少女」は、光の画家と呼ばれるフェルメールの残した1枚の絵と、伝わることの無かったその絵のモデルの少女を、作家の想像力が結び付けた、とても素敵な小説です。