一目刺しに夢中

 実家から発掘された晒布と刺し子糸を使ってしまおうと、花ふきんを刺し始めたらハマってしまいました。

 一目刺しという、縦、横、斜めに基本運針しながら刺し進めることで模様を作っていく刺し子の技法に挑戦しています。以前「柿の花」という模様を刺したことがあるのですが、これは縦と横のみで模様が出てきます。「柿の花」も素敵なのですが、今回はもう少し複雑な「十字花刺し」と「ローズガーデン」を。

 

以前刺した「柿の花」はこちら

funfunfungi.hatenablog.com

 刺しやすく目を均一にするためにまず布に印をつけるのですが、糸を抜くのと、パイロットの消せるボールペンのフリクションを両方試したのですが、私には糸を抜いて布を方眼紙状にして刺す方が効率的でした。方眼状にした後は中心だけ糸じるしをつけてほかは印はつけず刺します。消えるペンで正確に線や点を書くのもなかなか大変ですし、仕上げの水通しの際にペンの跡を残さないように綺麗に洗い流すも手間ですし。

 

「十字花刺し」の紫と黄色の組み合わせはクロッカスのイメージです。箒型の房は「邪気を払う」魔除けです。

「ローズガーデン」は、一目の大きさの配分が難しかったです。1枚目のは細かすぎて斜めの針目を入れると模様が潰れてしまいそうだったので縦・横のみで中断。これはこれで、千鳥格子のようで可愛らしくなりました。赤の糸は使い切ってしまったけれど…

 不思議なもので、一方向だけ刺している時は目がそれほど揃っていなくても、縦・横刺すとピシッと揃って見えます。

 

裏は、ブツブツが苦手な人には辛いでしょうか?

 

 二枚めも、まだ少し細かいように感じていますが、青と紺の組み合わせで青いバラにしました。東欧っぽいキッチンクロスになりました。縦・横・斜めと糸が渡るので、生地が厚手になって特に目の細かい「ローズガーデン」の触りごごちはワッフル生地のよう。

裏は、こんな感じ。


ちょっとしたプレゼントに量産しています。

「ローズガーデン」は、まだ納得できていないので、一目の幅を変えて試作しています。刺し子、生地に模様が印刷されているのは手軽ですが、こうしてあれこれ考えながら刺すのも楽しいです。