コットンとシルク

 


藍の葉っぱ約150g分の沈澱藍で染めた糸と布です。糸は重ね染めしています。布は、染め液がもったいなくて駄目もとで染めた木綿のふきん2枚と半襟アセテート50%、レーヨン40%、絹10%)です。畳んである方のふきんは、端を結んで絞り風にしました。色そのものはとても美しい水色なのですが、藍染めとしてはどうなのか?という疑問が残っています。やはり、この色は生葉染めや乾燥葉をアルカリ法で染めたものと同じように思います。


ただ、もう藍は花を咲かせる株しか残っていないので、今年はおしまいです。種がとれたら来年も試みたいと思っています。プランター増やそうかしら?


     
土曜日に染めた染め液の翌日の状態。酸化(とはいえPHは12)して青緑色になっています。これに、再び石灰とハイドロハイターを前回の半量入れて還元させて染めました。

大事なこと:廃液処理

  
さて、染めた後の染め液ですが、PHはかなり高いままです。これをこのまま流しに捨ててはいけません。生葉染めの場合でも、灰汁、水酸化ナトリウムやハイドロを使う場合は同じです。必ず中和してから捨てて下さい。私はコメ酢20ccを1Lの水に溶かし、廃染め液にゆっくり加えて、PH試験紙で様子を見ながら、中和しました。お酢をそのまま入れると、急激に酸性に傾いてしまうこともあるので中和の意味がなくなってしまいます。廃液を水で薄める意味でも溶かしたものを加えて下さい。残ったお酢水は染めた布と糸を中和するのに使いました。