藍+小鮒草

  


      
義母さんから、ジャガイモやカボチャと一緒に、乾燥させたコブナグサをいただきました。群馬県高崎の染料植物園でもらった種子から育てたものです。コブナグサはササに似た葉を持つイネ科の植物で、別名八丈刈安というそうです。けっこうどこにでもある草で、関西にいたころも福岡の今の住まいの近くでも見かけたことはあるのですが、いざ染めてみたいと思うと意外に見つからないものです。かなりたくさん送っていただいたので、余裕をもって染めることができました。


  
上から、藍で染めた半襟アセテート50%、レーヨン40%、絹10%)と木綿のふきん。一番下は、先週染めた藍染めのふきんです。木綿は豆乳で下処理しています。ふきんは、しっかり時間をかけて染めたので、藍の色は隠れてしまいました。かなり濃く染まりました。染めた後、一旦乾燥させて色が出なくなるまで水洗いするのですが、かなりなんども水を代えました。写真は、なんだか数割り増しよく写っていますが、実際はかなりな染めムラがあります。


  
こちらはコットンのレース糸です。同じく、先週藍で染めたものに重ね染めしました。段染めにしたくて、かせにした糸の半分だけをを豆乳で下処処理しました。色に余り差が出なかったのと染めむらで、段染めとしては今一つです。かせあげをしなおすと、ますます段染めなのか染めムラなのかわからなくなりました。

あとは、寝かせておいて、色がどう変化するかをみたいと思います。

乾燥コブナグサ:50g
木綿下処理:豆乳
ミョウバン媒染、酒石英