手染め布でポジャギ風に

ここしばらく染め貯めていたガーゼで、韓国のカムチムル(巻きかがり)の技法を用いて、ポジャギを作りました。ポジャギは日本の風呂敷と袱紗をあわせたようなもの。包んだり、かぶせたりと使い方もいろいろ。用途も普段づかいのから冠婚葬祭まで幅広いのだそうです。素材は麻と絹なので、今回のものはポジャギ風です。


  
イメージは精霊の守り人の主人公のバルサの旅荷物です。質素なものです。おそらく、バルサ自身は針仕事はしないでしょうから、サヤが作って薬を包んで荷物に忍ばせてくれたという設定でしょうか。私の勝手な想像です。


  
縫い代を噛み合わせて両端を巻きかるので、裏表はありません。私はお弁当包みに使おうと思っています。サクラとタマネギとウメノキゴケで染めた100円ガーゼを2回畳んで、4層にして縫い合わせています。手触りは抜群です。

参考:崔 良淑「カナタラ・ポジャギ2」(雄鶏社)2005

カナタラポジャギ〈2〉刺繍・結び・如意珠紋

カナタラポジャギ〈2〉刺繍・結び・如意珠紋