京都の一日

観光客でいっぱいの京都も予約があれば怖くない。
先週、大学時代の友人と京都の一日を過ごしてきました。

 京都駅を出てすぐ、友人が横断歩道ですれ違った見知らぬご婦人に「あなた素敵ね」と、お洋服を褒められました。こういうところ関西だなあと懐かしかったです。実際とても可愛いコーディネートだったので私たちも「そやろ」とニッコリ。お魚の群れを染め抜いたインド木綿のワンピースは、彼女が歩くたびふわふわして、お魚の群れが彼女について泳いでいるようなのでした。
  ランチは、板前さんが一人で切り盛りされていて、席はカウンター9席だけのお店。お料理はお任せ。友人二人はワイン、私ともう一人は一保堂の冷たい煎り番茶。お料理は小鉢に盛られた色とりどりのお料理と茶碗蒸しとお吸い物、香の物、ご飯が1つのお盆に整列したランチ御膳。器も素敵でした。食べるのとおしゃべりに夢中でお吸い物のお椀の蓋の裏に描かれた模様とか撮るのを忘れました。塗り物の小ぶりのおわん。蓋の裏には金でイチョウの葉が二枚描かれていて、蓋をとると目に入ってきて、机に置く動作でイチョウの葉が舞い落ちる感じで素敵でした。
 準備の際に少しトラブルがあったとのことでお料理出すのが遅れてしまってと、コーヒーのアイスクリームを特別に出していただいたのですがこれが絶品でした。私たちはひとところでゆっくり話ができたので全然問題なかったので、ただただラッキーでした。雪輪の器も素敵でした。

お酒は、ワインも日本産だけを置いているとのことでした。浅柄野は滋賀県のワイナリー。栃木県ココファームの農民ドライ、名前が面白いです。和食に合うものをセレクトされているようです。

こりょうり たか屋
https://koryouritakaya.gorp.jp/
ランチはこのご時世に2,000円ちょっと。

 ランチの後は、東本願寺の別邸の「渉成園」へ。計画を立てた時は、今年の終わらない夏の暑さが見通せず、屋外はきついのではと思っていたのですが、数日前から秋らしくなり、お散歩にはぴったりの気候になっていました。一歩路地に入ると観光客の姿もグンと減って、仏具屋さんや、仏教専門書店の並んだ通りを抜けるのも楽しかったです。塀の向こうに京都タワーが見える純和風の庭園は、話しながらゆったり巡るのに充分な広さ。今年の猛暑で、花が返り咲いたり時期がずれたりしていたようですが、とてもいいお庭でした。

 

   

 興味の方向が同じ友人たちとは、十年単位の久しぶりであっても自然に会話ができて、安心感がありました。

 お土産は、阿闍梨餅。
賞味期限は5日と短いけれど、当日翌日はそのままでモチモチ感を楽しみ、以降はオープントースターでカリッとさせて。お茶は、煎茶にほうじ茶、中国茶、コーヒー、お抹茶となんでも合います。売り切れが心配でしたが新幹線口のお土産やさんいくつかで扱っていました。お味は依然と変わらず。満足でした。

阿闍梨餅ドーン!