下関市立美術館と海響館


下関市立美術館で開催されている「キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」をみてきました。
イングリッシュ・ガーデンとタイトルがついていますが、キューガーデンが所蔵する、貴重な植物画ボタニカル・アートを中心に展示されています。学術的価値と芸術性を備えた17世紀から現代までの水彩画、石版画と元絵、羊皮紙に描かれた植物画や、ダーウィンのスケッチなんかもあったりして、大変充実した展示でした。女性が描いた絵も多く、17世紀のマリア・シビラ・メーリアンの現物が思いもかけず見れたのは幸せでした。

この方との出会いは確か、Googleのロゴが「マリア ジビーラ メーリアン生誕366周年 」の綺麗なデザインに なっていた時。この方を紹介するには、蛾や蝶の変態の様子を食草とともに一枚に描いた絵のほうがふさわしいと思うのですが、今回展示されていたのは、いろいろな種類のサクラソウの花が描かれたかわいらしい作品でした。

また、ウィリアム・モリスほかの幅広いデザイン分野の仕事なども展示されていて、『いちご泥棒』Strawberry Thiefの柄の1920年代のサマードレス(スクエアカットの襟に、小さなキモノスリーブ、ローウェストのストンとした形)が、展示されていました。今のリバティの小さな柄ではなくて、どーんと大きな柄のままの生地で作られているのですが、柄から一色とったパイピングがきいていて素敵でした。

お昼は、唐戸市場の定食屋さんで「フグ」の唐揚げとお刺身をいただいて、海響館へ。
お高いフグも、ランチならそこそこの値段でいただけます。フグ専門店もチェクしていたのですが(夜のコースは7千円とか以上ですが、お昼は千円代のランチがあるのです。)、満席でした。残念。

海響館では、クラゲに癒され、

アナゴと同じくらいかと思っていた、チンアナゴの小ささに驚き。
魚が頭上を横切るたびに、律儀に穴に引っ込む様子が、かわいい。

アザラシが立っているのに驚き。
息継ぎをしているらしい。

オウサマペンギンのヒナの外見のあれこれに驚き。
ムーミンのご先祖様みたい。。。

泳ぐ姿に、時間を忘れて見ほれる。


帰りは、バスで下関にもどるのとそんなに変わらなさそうなので、
船で門司港に戻って(ほんの5分でした。)、電車で帰宅しました。