読書三昧

昨日、帰省から戻ってきました。私はもう一日お休みをいただいているので、洗濯したりしてのんびり過ごしています。今回の帰省では、ドヰ手芸店もユザワヤにもけっこうな時間よったにもかかわらず、何も買いませんでした。セール等で魅力的な糸もあったのですが。。。


なんといいますか、気分は読書に向いています。


読みたい本がいっぱい。


上から順に読んできて、今はアン・クリーブスの「白夜に惑う夏」を読んでいます。大鴉の啼く冬の続き、シェトランド・カルテットの2作目です。ちらっと登場人物がWedding Ring Shawlを編む場面が出てきます。


フィデルマシリーズの翻訳第1作の「蜘蛛の巣」が、なぜか数件見た本屋さんでいずれも「下」しかなく、仕方がないので、最新版の短編集から読み始めたのですが、問題なく、また大変面白く読めちゃいました。フィデルマシリーズは、すでに原作は18作くらい出ていているそうなのですが、翻訳はどのみち原作通りの順番には出ていないのです。7世紀のアイルランドという馴染みのない時代のお話、歴史小説的な面白さもあり楽しく読んでいます。このフィデルマというお嬢さん、普段は冷静沈着で身分をひけらかしたりもしないということなのですが、仕事を邪魔されるとすぐにイラッとして「私は、ドーリィー(法廷弁護士)です。」とか言っちゃうところが、憎めません。ただ、「幼き子らよ、我がもとへ」を読むと、その性格が取り返しのつかない事態を引き起こしてしまいます。なのに、疫病や戦乱でバタバタと人が死ぬ時代に生きているからでしょうか?死に対する感覚が今とはちがうような気がします。感覚に対する時代考証も考慮しているのでしょう。


上橋菜穂子さんの作品も文庫化が続々とされていて、楽しみです。ただ「バルサの食卓」は、私には立ち読みで充分でした。


修道士カドフェル・シリーズは、12世紀のイギリスを舞台にしたミステリーのシリーズ。とりあえず1冊読んでみます。主人公のカドフェルは普段は薬草園の世話をしてるそうで、そこに惹かれたのでした。


17世紀オランダの名画《蛹》をめぐる「蛹令嬢の肖像」も読みたい候補に入っています。ナチス時代もからむ美術歴史ミステリーなんですが、書評を見るとロマンス小説でもあるみたいで、ぢんましんがでちゃうかも。