オクシタニア

    
韓国旅行の免税店でのおみやげにいただいたL'OCCCITANEロクシタン)のハンドクリーム。さらっとしていて塗ってすぐにキーボードを触ったりできることと、浸透がよくて手の肌が心持ちふんわりしたような使い心地、ラベンダーのいい香りもあってお気に入りになりました。

    
でも、実はこんな状態です。チューブを切ってまで使い切り。ちょっと貧乏臭いですが、けっこう中身が残っているんですよ。


実店舗が天神の大丸に入っていたので、大きいチューブを昨日購入しました。夫、ハンドクリームにしてはのお値段に、ちょっとあきれ顔でした。ははは。成分重視のシアバター、香りで選べばチェリーブロッサム、ローズといろいろあるので、いろいろ試したいです。

L'OCCCITANE、当然読めなかったのですが、L'って冠詞?ならオクシタン?どこかで目にしたような、ということで、前に読んだ佐藤賢一さんの「オクシタニア」という小説を思い出しました。ロクシタンのHPで「ロクシタン」というのは、「古代オック語でオクシタニの女性」に由来し、オクシタニは古くからプロヴァンス地方を指すことを知りました。一方、wikiさんによると、オクシタニアはフランス、イタリア、スペイン、モナコにまたがる地域一体をさすそうです。文化は同一ながら、覇権をめぐる争いが絶えなかった複雑な地域なようです。小説の「オクシタニア」は、宗教的理由と領土欲の両方による諸侯の争いの時代に生きた13世紀の男女のお話。地理的背景も歴史的背景もぜんぜんわからずに読んだので、イメージがわかずにちょっと苦労して読了。佐藤さんはこの作品の中でオック語を話す人々の会話を関西弁で表現しているのですが、その意味がなんとなくわかりました。使う言葉に込めた国ではなく地域への愛着でしょうか?そのまま、うっちゃっているので、再読してみようと思います。


オクシタニア 上 (集英社文庫)

オクシタニア 上 (集英社文庫)