酷暑の中で

 隙間時間を埋めるつもりの軽い気持ちで4月から受け始めた図書館司書の通信教育(近畿大学)ですが、関門のメディア授業2科目の試験が終わりました。ネット情報でも学習者のための学内掲示板でもなかなかの難関と出てくるこの演習科目。申し込みの期限もタイトな中、受講申し込みには関連科目のレポートが提出済みになっていることが必要でしたし、いざ受けたメディア授業はそれぞれ15回もあり毎回小テスト合格必須とキツかったのでギリギリでいいので通っていて欲しいです。試験は、学習した細々とした規則や内容を埋めてゆくというものではなく論述形式だったのですが(試験形式は先生によります)、問題見て即解答構成を決め書き出さないと時間が足りなくなります。

 7月中はメディア授業と試験対策にかかりきりでしたが、6月に受けた科目終末試験も2科目合格をいただき、単位取得に必要な流れを一通り体験できたのでホッとしました。通信教育は孤独との戦いと言われ、半数くらいが様々な事情で脱落すると聞いていましたが、学習者が交流できる掲示板もあり(読むばかりですが)、先生方の講演などもあって、孤独と感じたことはありません。レポート課題を調べて書いていると見えない誰かと繋がっている感じですし、また、やはり本好きな方も多く本や映画の情報もさまざまに流れてきて楽しいのです。

 

 

ケムリノキが返り咲きしています。剪定とかしてないのになぜ?

 暑い日々が続いていてお庭の花々も青色吐息なものも出てきて、お家の中に入れたり植木鉢をヨシズで覆ったりしています。そんな中、カノコユリ、ノヒメユリ、ガガブタなどがきつい日差しをものともせず咲きました。

 



 

 

七夕に願うこと

ここ数日の豪雨がなんとか抜けて、今朝は植物たちが青々と、近所の田んぼの水面には青空と雲が映ってとても美しい朝でした。

写真を撮りがてらクロスステッチの七夕飾りを出してきました。2017年のホビーラホビーれさんのキットです。毎年新しいデザインのものを販売されていますが、一目惚れして刺したこれがやはり一番のお気に入り。シンプルながら、笹を揺らす風が吹いてくるような動きのあるデザインです。スパンコールとビーズも控えめに輝いて可愛らしいです。

ここ数年、七夕はすっかり梅雨末期の防災を願うものになっています。

七夕のクロスステッチ2017

↑の額、キットのものなのですがガラスやシートが無くて刺繍面がむき出しです。生地に汚れが浮いてきているので何か考えないと…

 

余った糸でカードも刺してます。

こちらも可愛い額に入れたいですね。

小さな七夕飾り

ヒグチユウコさんのオカヒトデのフィギュアと一緒に。

星じゃなくてキノコなんですって。

 

梅雨と台風が同時に来たら

6月1日から4日まで、大阪・京都・滋賀・奈良・神戸と帰省を兼ねてぐるっと関西旅をしてきました。

普段は新幹線一択なのですが、滋賀県が第一到着地ということで、ピーチを使って関空に降り立ちました。LCCの到着する第二ターミナルは倉庫感が半端なく寂しい限りでしたが、京都行きのリムジンバスの始発であり便利ではありました。

関西空港第二ターミナル



3月に退職された同僚の方との旅行だったので、とにかく、ずっと、積もる話をしてました。京都駅でJRに乗り換え、琵琶湖線草津駅には20分ほど。ホテルに荷物を預かってもらって、びわこ博物館へ。この4月から共通の若い知人が就職されたのです。
私が「母と叔母が息子の職場に行くようなもんやん。」と言ったらえらく受けておりました。嫌な顔一つせず職場にも話を通していただき、研修の一環として来館者の案内としていただいたようで、ありがたいかぎりでした。

湖つながりでバイカルアザラシ

カイツブリ抱卵中

オオサンショウウオのおてて

↑全身撮ったのに水槽に私自身が映っていてお手のみ公開。

自然史系だけでなく、歴史や文化の展示もあり閉館時間まで長居してしまいました。
この日は雨にも降られなかったのですが、前日に梅雨入り発表、台風の影響も出始めて、好転する要素は一つもなく…

翌日、雨の中、数年前に退職された上司のご自宅へ。奈良を案内くださるということだったのですが、この時点でそのようなことは無理なほどの降りになっていました。携帯から緊急速報も鳴り始め、お呼ばれというより在宅避難のような状況に…。とはいえ、お宅ではお願いしていた奥様の裂き織りの機や作品を見せていただいて話が弾みました。

裂き織り作品

 

作品までいただいてしまいました。「ポーチにしては口が開きすぎるのよ」と言われていましたが輪針を入れるのにちょうど良い感じで、迷わずこちらを選ばせていただきました。

ちょうど佐渡で裂き織りの機も見ていたので、本当に勉強になりました。降り方もシンプルなものから地模様が出る複雑なものもあり、トートバックに仕立てられたそれは北欧っぽい趣もあり素敵でした。

佐渡の裂き織りの機

午後までゆっくりさせていただいた後、雨も峠を越したのでお開きに。同僚は息子さんのところへ、私は実家へ。このころには警報が解除される緊急速報が…

翌日は、憎らしいほどの青空と爽やかな風。
いとこ夫婦と約束していたので、ランチとお茶で楽しい時間を過ごしました。
いとこのお嫁さんは、元町・三宮周辺は、高校生の頃から庭やねんとおっしゃるだけあっていろんなお店をご存知で、元町観音堂というカフェに連れて行ってもらいました。私は県外の大学に行ったこともあり地元とはいえ知らないことばかり。

 

お店の中に観音様の仏壇?があって、観音様の絵がいっぱい飾ってある怪しい占いの館のような喫茶店。少し並んで入ったのですが、老若男女、いろんな年代のお客さんがお茶を飲んでられてました。名物のデンマークチーズケーキと紅茶のセットをいただきました。チーズケーキの一般的なイメージとは異なる、マドレーヌにスライスチーズ乗っけてオーブントースターで焼いたんでしょという見ため。しょっぱさと甘さが癖になるお味でした。

コロナ禍や弟の転勤もあってしばらくぶりの関西でしたが、楽しい時間でした。
久しぶりのフロインドリーブで、クッキーだけでなくクルミ入りのライ麦パンも買えました。ドイツ製法のハードブレッド、軽くトーストしてサワークリームとjブルーベリーのジャムをのせていただきましたが本当に美味しかったです。

 

 

毎月17日は古代米入り梅ヶ枝餅の日

ずっと来たかったハラペコラボのカフェでランチをしました。 色鮮やかなピンクはビーツで色付け、エディブルフラワーとこうぶつヲカシもトッピングされて、見た目も可愛いく。自家製塩麹鶏ハムはとてもしっとり。 デザートは求肥で包まれた冷たい宝石のカッサータ。
お茶は暖かいほうじ茶を。

  

お店の近くには、木の花ガルテン野間大池店さんという大分産の野菜を中心とした直売所もあり思わずキャベツ一玉なんかを買ってしまいました。これが感激の食感と甘さで…数時間暑い車内に放置してしまったのが申し訳なかったです。というのも食後は同行の方の好意で太宰府へドライブしていただいたのです。

太宰府天満宮本殿の大改修に伴う三年限定の仮殿に仰天…

太宰府では毎月17日にのみ販売される古代米入り梅ヶ枝餅をいただきました。九州国立博物館の開館10周年を記念してつくられたそう。 定番の白いのと比べるとおこげのような香ばしさが立って、美味しかったです。 夏日で暑かったのでグリーンティーと。

ハラペコラボのこうぶつヲカシなんですが、お菓子としてのくくりは琥珀糖なので当たり前といえば当たり前なのですが、お抹茶ととても合います。もっと早く気付けば…。退職のお餞別にいただいて大事にしていた最後の一欠片。

 

 

佐渡の旅

連休前半に佐渡島に夫の家族と共に出かけました。

福岡からですと3泊4日のうち初日と最終日はほぼ移動となります。

福岡空港から伊丹、伊丹から新潟空港、新潟港からジェットフォイル両津港へ。

滞在中どのお宿も、お魚(アジ、タイ、オコゼなど)、ズワイカニ、イカ、サザエ、お米もお野菜も出てくるもの皆美味しかったです。

ナガモという海藻がお味噌汁に入ってどこのお店でも出たのですが、シャリシャリして美味しかったです。調べたらこちらでも人気のアカモクでした。

 

トキも見ることができました。間近でも見れたのですが写真はこれが精一杯。

夕日に文字通り朱鷺色の羽が映えてとても美しかったです。鳴き声はカラスにちょっと似ていました。

トキ

 

レンタカーでドンデン高原ロッジ、白雲台の近くをドライブ。少し周辺も歩きましたが、カタクリなど春の花がたくさん。

加茂湖からドンデン山・金北山方面を望む

 

ドンデン高原ロッジから両津港加茂湖方面を望む

カタクリ群生

キクザキイチゲ

佐渡金銀山も見学しました。

世界遺産登録を目指す意気込みが半端なかったです。1601年に開発され1989年の操業休止までの、路頭堀跡から近代的な生産施設まで見学できます。

 

江戸初期の坑道跡・宗太夫坑には採掘作業の様子が人形(リアル)で再現されていて絵巻物のよう。

太夫坑(江戸初期の坑道跡)

 

明治から約100年使用された道遊坑の方は人形は最初だけ(笑)で、あとは映画に使えそうな雰囲気のあるトンネルが続きます。

道遊坑(明治から約100年使用された)

東洋一を誇った浮遊選鉱場跡

尖閣湾周辺

山も海も里も素敵でした。

心残りはカキを食べ損ねたことのみ。

暑くて寒い4月

春バテという言葉を耳にするくらいこの4月は気温差が激しいです。

カメラを新調し写真も撮ってはいるのですが、季節に追いついていない気がしてブログにはあげそびれています。

この3月で退職し、少し後ろめたさを感じつつ家にいます。とはいえ、手続きや自宅のメンテナンス、お世話になった方に手紙を書いたり、食事をしたり、お出かけしたりと楽しみもあり、あっという間の一ヶ月でした。

週3日程度のアルバイトはしようかと一つ、二つ検討したり。20年ぶりに履歴書を書き、試験も受けましたが、お祈りメールが届く結果に終わっています。元の職場ともゆるーく繋がっているので、短期ともいえないくらいのスポット的なお手伝いの予定もあり、充電期間ともいえなくもない時間を過ごしています。

ただ、隙間時間を埋めるつもりで軽い気持ちで受け始めた図書館司書の通信教育(近畿大学)が思いの外大変で、レポート提出、期限内で資格が取れるよう科目のスケジュールの組み立てに追われています。費用負担は、教材やサポート内容と比してもかなり軽く、申し訳なくありがたいです。とはいえ実際のところ通信教育は半数が脱落する現実もあるので、一歩一歩確実に進めてゆきたいと持っています。

学部時代は教職を取るので精一杯で、憧れてはいたけれど資格を取るまでには至らなかったのですが、憧れに終わらせない最後の機会と思っています。まだ2本レポートを書いただけですが、私って実は勉強好き?と思うくらい、真面目に取り組んでいて、今のところこれを中心に毎日が回っています。図書館で働けることが今後あるかというとまず無さそうですが、何をするにも無駄にならないのが知識と思っています。

お餞別のお花

お餞別のお花、元気なビタミンカラー本当に嬉しかったです。

今回退職される方が多く、それぞれにふさわしい色を選んでくださったようです。
少しづつ小さくなって、今日はもうミモザがドライで残っているくらいなのですが、その過程も楽しかったです。

2週目のお花

ミモザドライフラワー

ミモザはとても綺麗にドライになっています。

カメラを新調しました

全くなんの前兆もなくカメラが急に動かなくなりました。シャッターは切れるのですが、モニターからいろいろと調節しようとしても何もできなくて…

お花も

 

鳥さん(ワライカセミ)も

 

小さな花も

何事もなく撮れていたのに…ぶつけたとかの記憶もなく…

いったん電池も抜いて電源を入れ直したりも試しているうちに、日時もキャンセルされていてそれも触ることができず…悪化するばかり。

9年使ったので新調しました。

記念撮影

赤いのが古いカメラで、黒いのが新しいのです。一回り大きくなりました。カラーバリエーションもなく無骨なのが寂しいですが、液晶部分がタッチパネルになっていたりと便利になっています。

30年近く使っているマクロレンズもアダプターこそ変える必要がありましたが、そのまま使えます。スマホでなんでも撮れる時代ですが、一点を見つめて焦点を合わせて撮るという瞬間は何事にも変え難い時間と思っています。