平日の雨でも混んでいた。。。

お天気は、あいにくの雨。しかも、春一番が吹いて結構荒れていましたが、今日しかないと行ってきました。

九州国立博物館で開催中のボストン美術館展と、同博物館トピック展示「江戸の粋、印籠 フィンランド・クレスコレクション」展、そして太宰府天満宮の宝物殿での「フィンランド・テキスタイルアート 季節がおりなす光と影」を見てきました。フィンランドに在住するクレス夫妻の手で丁寧に集められ、公開された印籠は、すべて日本初公開で、更に高円宮コレクションから、印籠を帯に留める根付14点も特別出陳されていました。

ボストン美術館展:廃仏毀釈運動で海外に流れてしまったお寺の美術品の数々。小学校の6年生の国語だか道徳の教科書だったかに岡倉天心フェノロサの活動の話が載っていたのを思い出しましたが、こんなに素晴らしい品物が二束三文で売り飛ばされていたのですね。。。。
10時には博物館についていたので、幸運にも思いの他ゆっくり見ることができました。じっくり見て廻って、振り返ったら絵巻物の展示ケース等はもうぎっしりと人だかりでした。

平治物語絵巻 三条殿夜討巻」は、迫力満点。「吉備大臣入唐絵巻」は、ユーモアのあるお話。どちらも保存状態もとても良くて、素晴らしかったです。ポスターにもなっている龍も圧巻。

若干、疲れつつもトピック展示の印籠を続いて見学。
なんかもう小宇宙でした。日本人の「ものづくり」の極限でした。


写真はマリメッコの生地に覆われた「麒麟」。太宰府天満宮マリメッコのコラボは、宰府天満宮に祀られている菅原道真が“文芸・芸能・芸術の神様”としても 信仰 されていることから、自然とデザインの密接な関係にスポットを当て、企画されたそうです。
今回知ったこと・・・・マリメッコといえば花がひらいた様子を大胆な絵柄にした「Unikko」が思い浮かびますが、マイヤ・イソラの手になるこのデザインは1964年のものだということ。驚き〜。