羊洗い

あみものGで、糸紡ぎブームが起きています。私が始めたばかりの頃、ワイルダーの「農場の少年」を思い出したのですがこちら、同じように思い出した方がいらしてAmu_maru_momさん
、うれしく思いました♪ 私も「農場の少年」で、毛刈りの前日にアルマンゾたちが石けんで羊をごしごし洗って、ふわふわになったひつじたちが放牧地のあちこちで草を食んでいるという描写をよく覚えています。

で、つらつら調べてみたら、dipという単語を見つけてびっくり。液に浸すという意味なんですが、手持ちの電子辞書(ジーニアス英和大辞典)を見たら、動物を洗う、特に「羊」を洗うという意味がありました。

ネットの辞書ではこちら洗羊の写真もあります。

sheep dip also sheep-dip
n. Any of various preparations of liquid disinfectant into which sheep are dipped to destroy parasites and to clean their wool, especially before shearing.

おっ、毛刈りの前にも洗うんですね。

寄生虫を防ぐのに、薬液のプールで洗うのが一般的だったそう。薬液がヒ素有機リン系だったりしたのでヒトへの害もあったそうですし、飼育法も進歩しているだろうから、今は一般的ではないかも。さらに昔は川で洗っていたようです。こちら下の方にサフォークかな?を川で洗っている風景を描いたポストカードの写真が載っています。アルマンゾのところの羊は自家用なので、少しくらい毛が傷んでも、こびりついた糞とかを落として後の取り扱いを楽にしてたのかもしれませんね。アルマンゾの母さんは雨の日の午後は、ほとんど、家族の服のための糸紡ぎと機織りに時間を使っていたみたいだし、染めも自分のところでしていたので、かなり合理的にしていたんだろうなあと、自分でいろいろやってみて思います。