ピクルスを作った

福岡も梅雨入りしました。


梅雨入り前にと思って準備していた保存食品たちです。梅シロップも水があがり、ラッキョも漬けました。直販所で小さな赤タマネギが売っていたので、ピクルスも作りました。


タマネギのピクルスは、サラダ感覚の今時のレシピではなく、しっかり保存用です。大事に大事にしている佐藤雅子さんの「私の保存食ノート」からです。本では、作って半年ぐらいがおいしいけれど、9年もののピクルスも食卓をにぎやかにしていると書かれているので、保存性は抜群です。私はそのままで食べることはなく、ポテトサラダ、タルタルソース、サーモンのマリネなどに調味料として加えるので、しっかりした味付けのこちらのレシピが気に入っています。


明治42年生まれの著者が、父も夫も洋行経験があり、自身も教会や外国領事館で洋風のお料理を習っていた母から教わった(コンビーフやキャラメルクリーム!まで)と、九州出身のお姑さんから教わった日本のお料理(お餅から作る甘酒や、漬け物いろいろ、いかの塩辛など)などがバランスよく載っています。しかも、戦争中の経験が保存食を作り続ける考え方にも生かされていて、食べ物をおいしく、安全に、最後までいただく大切さが伝わってきます。私がもっているのは復刻版で15年くらい前に購入したものです。今回読み返してみたら、ターシャ・テューダーさんの作ってられたリンゴ・ジェリーとほとんど同じもの(佐藤さんのレシピはスペイン人の尼僧から教えていただいたものだそう)も載っていました。


私の保存食ノート いちごのシロップから梅干しまで

私の保存食ノート いちごのシロップから梅干しまで