棒針ケース

3の倍数の数字が、なんだか大きくなってしまいました。
  


   
11.5cmの超短編み針、6サイズ×各5本。おしゃれ工房11月号を見て、どうしてもほしくなり、申し込みました。ケースはなく透明の袋に30本の針が包装されているだけなので、1本取り出すとカラカラ〜と針が流れ出てきます。そろそろこの針に活躍してもらおうと思っているので、まずはケースを作りました。この短い針、買われた方がたくさんいらっしゃるみたいで、みなさんがどんな収納されているのか気になります。


針の入っていた袋を封していた羊の絵のついたシールと検印の小さな紙はすてられず、6の数字のポケットに入れてあります。


去年編んだ手紡ぎ、手染め糸の人生初スワッチをフエルト化して使用。佐藤ちひろさんの「フェアアイルの伝統的なアザミの模様です。色数が限られているのでなんだかぼんやりしてしまったのが残念。でも、記念になるので満足。

  • ケースのパターン:いきあたりばったり

袋とかケースが好きで、こまこまと小分けしています。普段、手の届くところにおいている糸関係の小物はこんな感じに分けてます。シャトルとかメジャーとか入れたポーチ。かぎ針ケース、今回の短針ケース。マーカー入れ。それらをまとめて入れている頂き物のLIBERTYのミニ・トート。
    

フェアアイル風ベスト

   
完成しました。夕方、日没と戦いながら着用写真も撮りました。下に着ているブラウスがなんだかよれよれなのはお目こぼしを。


     
襟と肩の部分のUPです。もう少し身頃の幅を狭くすれば、肩口のゴム編みが陣羽織のように飛び出さなかったかもしれませんが、総模様の編み込みであればちょうどよいのかもしれません。


         
昨日の夜、粉石鹸で洗ったのですが、それとわかるほどお湯が黒く汚れました。このロムニーは、アナンダさんで購入したスライバーで、白はウメノキゴケ(赤紫)、ユーカリ(オレンジ)、コブナグサ+藍(若草色)で染めて、ライトグレーとダークはそのまま紡いで使いました。染めてない羊毛も糸にしたあと縒り止めのためお湯にくぐらせているのですが、それでは落ちない汚れがついていたのですね。完成のよろこびで浮かれているので言っちゃいますが、手触りはRowan Scottish Tweed 4 plyと遜色ありません。


今日は肌寒い一日で、このベストを着てちょうどよいくらいでした。去年のようにあっというまに夏のような気温になってしまった春だと完成させる気力は出なかったかもしれません。私にとっては今日で冬が終わった気がしています。


糸:ロムニースピンドルで紡いだもの)150g
使用針:棒針4号、2号
パターン参考:復刻版「フェアアイル・ニッティング」佐藤ちひろ著 日本ヴォーグ社

お父さんチャルカ その3

   
やっと糸らしい糸がつむぐことができました。どちらも双糸にあわせています。綿はとにかく難しくてまだ縄と言った方がよいくらいです。羊毛の方は、どんどん糸が細くなってしまって、ふっくらとした太い糸を紡ぐのがむずかしいです。この茶色のロムニー、100gあるので、とりあえずは全部紡いでみます。編むか織るかは、それから考えましょう。そうすれば一昨年アナンダさんで買ったロムニーはすべて消化できます。シェットランドを買いたいのですが、まだ、ブルーフェイスが100gまるまる残っています。


この糸たちは、父に報告がてら郵送します。


いかにも機械という感じの中身です。
     

ふんわり

    
スピンドルで紡いだ羊毛を、糸巻きに巻いてみました。それだけです。単糸なので、双糸にあわせることを考えると、巻いた意味はあんまりありません。


かせにした糸もいいけれど、こうして糸まきに巻くと、端正にみえるのがなんだか得した気分です。

お父さんチャルカ その2

昨日、お父さん作の電動チャルカが到着しました。


   
このようにA4くらいの箱におさまる、はずなのですが、フットペダル、箱が動かないように押さえる定規のような部品、糸巻き関係の部品は残念ながらはみ出しています。


とるものもとりあえず、手近にある羊毛を紡いでみました。苦戦すること30分やっと糸らしいものができました。スピンドルと違って、羊毛がゴムのようにびよーんと伸びる感じが面白いです。手が追いつかないほど早く回ったらどうしようと思っていたのですが、カタカタと丸い滑車(プーリー)の部分がぶれる音にのんびり感がただよって(父はこの音を気にしているけれど)好きな感じです。今、思い出したのですがこの音はハムスターのたまおさんが回し車をまわす時の音と同じなんです♪


フットペダルは便利です。歌膝(片膝を立てて、もう片方はあぐらのように倒す)に座って立てた方の膝のつま先で押さえて、紡いでいます。撚りをかけた糸をつむに巻き取るときは一度回転を止めないとうまくゆかないので、手元スイッチよりこちらのほうがタイミングよくゆきます。


ところでこのチャルカおとうさんの話では、手回しのものと回転が逆になるとの話だったのですが、紡いでみたら手回しのものと同じでした。つまり、単糸ではS撚りなので、双糸にしたときにZ撚りとなります。スピンドルでは単糸ではZ撚り、双糸にしたときにS撚りで紡いでいるので、混ざらないようにしないと。

お父さんチャルカ その1

夕方、写真が送られてきました。実家の父が作ってくれているチャルカです。Cigar Box Charkha (Winter 1996 issue of Spin-Off)の仕様書こちらからダウンロードできますといくつかの写真から作ってくれています。父は糸車は見たことがあるのですがチャルカは見たこともありません。娘への愛ですね。スピンドルの部分はちょっと短くしてもらうので、手元に届くのはもう少し先です。


   


でもね〜、おとうさーん。私が欲しかったのは手でくるくるまわすチャルカで、電動チャルカが欲しいなんて一言もいってないのですけれど〜。市販のチャルカと部品の位置関係がちがうのは電動に設計変更したゆえだそうです。


電話でなんどかやりとりしたのですけれど、「それでなー、電動式にしといたで。そのほうが楽やろ」と嬉々として話す父にはなにもいえず。父が不在だった時にこっそり本音をもらした弟は電話口で爆笑。母もケラケラ笑っている様子。


父はここ数年、腰を悪くしていて、好きなDIYもご無沙汰だったのですが、去年くらいから身体とうまく折り合いをつけているようで、実家に帰るたびに父の怪しげな創意工夫あふれた作品が増えていました。おかんアートならぬオトンアートです。まあ、おとうさんのは実用品が多いので使えるだけ救いがあるでしょうか。襖紙を張ったカルトナージュもどきの小物入れ各種とか、停電すると点灯する非常灯とか。


糸巻きに巻き取ることもでき、糸巻きはとりはずすと、本体は畳んで収納可能。スイッチは、押している間は動き、離すと止まる手元スイッチと、フットペダル式のスイッチの二種類です。糸巻きも何個か余分に作ってもらっています。


なんだか決定的な設計ミスとかありそうなのですが。。。


つづく!

シェットランド・レース・New Shell Scarf

     
ここ二日ほど集中して編んでいた、シェットランド・レースのミニマフラーNew Shell Scarfが完成しました。



編み上がったときはこんな感じでした。完成時の大きさをはかっておこうとおもいつつ、すかっり忘れてしまいました。あと、糸だまを中心から糸を引っ張る出せるように巻いていたのですが、最後の方になるとそれが裏目に出ました。中心の糸が空いて、糸玉がぺったんこになってくると、外側の糸に引き出す糸が絡まって、ほどこうとすると毛足も絡まって、ますます解けなくなりまして、どうしようもなくなり、結局4カ所くらい糸を切ってつなぎました。出来上がったマフラーは、石けんで、けっこうしっかり洗って(畳んで、手のひらの中でにぎにぎしました)、ぬるま湯ですすぎました。

      
畳の上にバスタオルをおいてドレッシング中です。ピンがとにかくたくさんいりました。


      
模様部分です。編んでいる時は、模様が出るのか今ひとつ自信がなかったのですが、ドレッシングしたらちゃんと出ましたね。アヒルの子が白鳥になりました。手触りは、ふんわりしゃっきりでガーゼみたいな感じです。


あみものグループのどなかたかも書かれていましたが、軽くて、肌ざわりもよいので、年配の方のプレゼントにもよさそうですが、お手入れはどうしたらいいのでしょうか?そう、たびたび洗うものではなさそうですが、毎回、洗い張りでしょうか?このマフラーくらいなら、完成時のドレッシングの後はスチームアイロンでよさそうですけれど。

サイズ:幅19cm・長さ120cm
使用針:棒針4号
使用糸:手紡ぎレース糸 まさかまさかの10g
パターン:Heirloom Knittingから、New Shell Scarf

Heirloom Knitting

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