2009年12月25日(土) 第3日目
午前:アレキサンドリア図書館の外周りを見学。その後、博物館へ。
ポンペイの柱見学
バスでカイロへ(約3時間)
昼食
夕方:モハメド・アリ・モスク見学。
夕食:ナイル川ディナー・クルーズ
<ギザ泊>
朝起きると、霧・霧でした。高速道路も空港も閉鎖中〜。
カイロへの移動の時間頃には大丈夫でしょうとのことで、午前中はアレキサンドリア博物館へ
朝一でアレキサンドリア国立博物館にゆくも、受付の方に職員がまだ来ていないとのことで30分待ってくれと入館を断られる。エジプシャンタイムね。
予定にはなかったのですが、アレキサンドリア図書館へ。開館は11時からだったのでここも入館できなかったのですが、壁の世界の文字を眺めたり、オブジェを眺めたり、散策。それなりに楽しめました。
図書館の前はアレキサンドリア大学。商学部かな?
まだ、霧が晴れてませんね
で、アレキサンドリア国立博物館
2003年の夏に開館した博物館で旧アメリカ領事館を改装してオープンしたとか。小さい博物館ですが、各時代の出土品(海中からのものも)がコンパクトにまとまって展示されていました。写真撮影は不可。エジプトではほとんどの博物館で写真撮影が不可となっています。数年前までは可だったところも軒並み不可だそうです。
その後はポンペイの柱を見学。めまぐるしいですねこのツアー。
西暦292年に建てられたもので柱の高さは30m、胴周りは8mあり、アスワンで産出された赤い花崗岩でできています。往時の神殿には、この柱が400本立っていたといいます。元々はローマ皇帝ディオクレティアヌ によって建築された「セラピス寺院("the Temple of Serapis")の一部だと言われています。「セラピス」というのは、アレキサンドリアの守護神であったと考えられています。
こうしてみると、広大な遺跡って感じでしょ?
でも、周りはこんな感じ。屋根の上のパラボラアンテナは、このあといろいろな場所でみました。
上の写真に警備の方が写っていますが、観光地には必ずツーリスト・ポリスが警備をしています。場所によっては移動の際、バスの前後に警備がついたり、検問所もあります。ホテルにも遺跡にも金属探知機があったりします。そうはいっても、私たちの旅行中はとくにツーリストの検査なんかは随分甘くなっていて、ホテルなどは金属探知機は飾りって感じだったのでした。
エジプトは、1997年のルクソールの観光客襲撃事件、2009年2月22日にカイロ市内フセイン広場(観光客の良く行くハンハリーリ・バザールのあるところ)でも爆弾テロ事件が発生し、十分注意が必要な国です。私たちが帰国してすぐの、2011年1月3日にはアレキサンドリアでもキリスト教の教会付近で爆発事件が発生しました。観光地から離れた場所であること、観光客をねらったテロではなかったことから、ツアーの中止等はないようですが、今後エジプトの治安は不安要素がまた増しそうです。
このあと、高速道路を突っ走ってバスでカイロへ。
お昼ご飯の町中のレストラン。振り返るとここのご飯はおいしかった。
モロヘイヤスープとソラマメノのターメイヤ(コロッケ)も熱々で旨し。エジプト珈琲初体験。甘い香りがついていて美味。
モハメド・アリ・モスクへ
靴を脱いで入ります。夕日がステンドグラスに差し込んで美しい。
明日はいよいよピラミッド〜。
あっ、夕ご飯のクルーズはちょっと期待はずれ。
アガサ・クリスティの「ナイル殺人事件」に出てくるようなお船でのんびり食事と思っていたのですが、いわゆるショー・ディナーでした。