[つれづれ]チョコレート

バレンタインデーですね。
私は作業室で作業しているので、知らんぷりを決め込んでもよいのですが、事務室にいるパートのお嬢さんはそうもいかないようで、すがるような目で私を見つめるので、ここ数年は彼女と連名でチョコレートを配っています。配るのは彼女、私は後ろで保護者然として立っているだけです。


職場のチョコ→OL(死語?)→お茶汲み(死語?)と連想が働き、思い出したことがあります。職場やバイト先のお茶といえば、マイカップ、好みの飲み物を自分で入れて、という場所が一番多かったのですが、1カ所だけすごいところがありました。会議の時間に担当の方の都合が悪い時のみ臨時に受け持つだけだったのですが、何をどれだけ入れるか1から10まで指示されました。インスタントのコーヒーに、クリープ1杯、角砂糖2個をすべて入れて混ぜてから、配る。


飲むのは50代前後の全員男性。今ならわかります。このレシピには殺意がある。いえいえ、このルールには、まぜたりとかいったわずらわしい動作をしなくてすむようにという心遣いがあるんです。実際、甘党の方が多かったようで残している方もあまりいらっしゃらなかったですし。でも、ひょんなことから、お一人持病をもってられることを知って、その方だけ緑茶にしたら感謝されました(ただ、これも今だからわかるのですが、この職場では全員緑茶にすべきでした。必ず「コーヒーお嫌いなんですか?」などという質問をする人がいるので)。日本の職場は本当にいろいろですね。



夫へのチョコレート。オレンジピールにチョコレートをかけたもの。