梅の実


きれいな青梅が出ると、梅シロップを作ります。梅の実は水で洗って、清潔な布巾で水気をとり、竹串でへたを取ります。梅500gに氷砂糖500gの割合で、梅と砂糖を交互にガラス瓶に入れます。1週間もすると徐々に水が上がってくるので、瓶をゆすってシロップが梅にまんべんなくまわるようにします。一月くらいで梅から水分は抜け切ってシワシワになり浮いてくるので、取り除きます。私は2瓶つくってそのうちの片方に、スモモを1個、きれい洗って皮ごと入れます(密封してはいけません)。きれいなピンク色になりますし、スモモの皮に棲んでいる酵母の働きで発酵することがあります(しないときもあります。)。発酵すると、微炭酸な雰囲気になってこれはこれでいいものです(糖度は低くなります)。梅酒のように何年も置いておくようなことはなく、真夏の暑い時期に、氷水で割って飲みきってしまいます。ここ数年はこれで、真夏を乗り切っています。