アブシンベル神殿

2010年12月27日(月) 第5日目
午前:アスワン着
   切りかけのオベリスク、アスワンハイダム
バスでアブシンベルへ移動(3時間)
夕方:アブシンベル神殿へ。
バスでアスワンへ移動(3時間)
 <アスワン泊>

ごちゃごちゃしていますが、コンパートメントの様子です。朝ご飯は、丸いパンとクロワッサンと、シナモンロールみたいな甘いパンと、カステラのようなケーキ。でんぷんばっかり〜オリャ(ノ-o-)ノ ┫;:・.デザートはまるごとオレンジごろーんと熱い紅茶かコーヒー。旅行中、紅茶はどこもリプトンのイエローラベルでした。コーヒーもエジプトコーヒーでなければネスカフェのインスタントです。でも、旅行中このリプトンのイエローラベルに出会うとホッとしました。エジプトって同じ飲み物でもとにかく味が違うのです。その点、リプトンのイエローラベルは常に安定したお味。緊張なしに飲める唯一の飲み物でした。オレンジは夜にホテルで食べました。オレンジ畑はいたるところで見かけました、トラックに山積みになっているのも何度か見ました。

そうこうしているうちにアスワン駅に到着。


アスワン・アブシンベル間の移動は砂漠の中を3時間走るので「コンボイ」と呼ばれる自動小銃をもった武装警察の護衛が、車列の先頭と後尾に付きます。えっと、やはり列車は定刻通りにつかなかったので、定時の車列は出てしまっていて、「パーソナル・コンボイ」の手配が必要になりました。そこで、予定を変更して明日ゆくはずだった切りかけのオベリスクを先に見に行くことになりました。

ガイドさんです。
日本語とドイツ語が堪能。固有名詞と年号の記憶力抜群の優秀なガイドさんでした。石の切り出しの方法を図示して説明中。

このあと、この旅行の最大の見所の一つアブシンベル神殿に向かいました。
エジプトの南端スーダンとの国境近く、ヌビア砂漠の中にある遺跡です。ただただ砂漠の中を走ります。蜃気楼も見えました。

夕方近くに到着。アブシンベル神殿は、ラムセス2世が、大神殿は太陽神ラーを、小神殿はハトホル女神を祭神として建設しました。小神殿は最愛の王妃ネフェルタリのために建造されています。アスワン・ハイ・ダムの建設のため水没の危機に瀕しましたが、各国の協力のもと水没の危険のない高さの場所に移築されました。

ムッシュー・ポアロ。本当にすばらしい眺めね。あんなに大きくて、とても和やかで」(アガサ・クリスティー「ナイルに死す」より)



日没後、砂漠の中をアスワンまで取って返します。バスの中かから見た星空がすばらしかったです。天の川がくっきり見えました。