ナイルの真珠

2009年12月28日(火) 第6日目
午前:イシス神殿
午後:ルクソールへ(約3時間)
夜:ライティングされたカルナック神殿
 <ルクソール泊>

朝の散歩。綺麗な水鳥がいました。クイナ?

ホテルは、川の中州にあり、船で渡ります。せっかくのロケーションなのですが、朝ご飯のあと集合するまでのわずかな時間しかなかったのが残念。


写真のような優雅な帆船(ファルーカ)ではなく屋根のついた屋形船みたいなボートに乗って島に渡ります。イシス神殿も、アブシンベル神殿と同じくアスワンダムの影響で水没のため、フィエラ島から、近くのアギルキア島に解体移築されています。でも、移築したとは思えないほど周囲にとけ込んでいます。水の青と、木々の緑も豊かで、なんだかホッとします。

イシス(Isis)はエジプト神話の女神。ホルス(天空と太陽の神)の母。オシルス(冥界の王)の妻。エジプト神話の中で最強の女神さま。神殿には大きな柱が何本も並んでいます。レリーフはエジプトの象徴であるパピルスとハス。牡牛の耳を持つ、愛と喜びの女神ハトホルの顔も彫り込まれています。ハトホルはホルスの妻です。神殿自体は、後のキリスト教徒たちにレリーフを削られたり、十字を刻み込まれたりもしています。ただ、イシスとホルスの母子の姿は、マリアと幼子イエスの「聖母子」信仰の元になったとも言われています。このあたりになると、時代と神様の名前と作った王さまの名前が頭の中でぐるんぐるんとしてきて、もう何がなんだか。ガイドさんのお話も右から左に抜けがちでした。ごめんなさい。

帰りも同じボートに乗って帰ります。船員さんはお土産売りに変身。このヌビアの青年がものすごく美男子で、ツアーの若いお嬢さん達が騒いでいました。売っているのは、ウッドビーズのアクセサリーでサンダル・ウッドの香りがつけてあります。一つ、200円ほど。

午後はルクソールへ移動します。



バス車内からエジプト点描
野菜の露天。キャベツ、カリフラワーかな。キャベツ畑はたくさんありました。日本に比べるととても株が大きかったです。



まっしろいロバ。


プロパンガスを運ぶロバ。馬は観光地では馬車などでみかけましたが地方にゆくとほとんど見なくて、ロバ、ロバ、ロバ。
ラクダもカイロ以外では見ませんでした。


バスの中から、前のド派手なトラックを撮影。


小さな町では、こんな乗り合いバスが利用されていました。