Rim Weighted Spindle


最近、スピンドルにできるか?という目でものを見てしまいます。
   
お手本は、籐の鳩車ちゃん。首に掛けているのは、手芸屋さんで売っている金属の丸カン(外径3.5cm)です。レース糸を使って、丸カンをかぎ針で細編みで編みくるみ、途中、水色ビーズを編み込みます。そのビーズを目印に、糸を放射状に掛け、中心を蜘蛛の糸のようにぐるぐるまきつけます。水色のビーズの間も他のビーズでテグスを使って埋めました。このあたりは行き当りばったりです。中心に竹串を刺して、糸で固定して出来上がりです。



軸はバーベキュー用の竹串です。先端に、ペンチで切り込みを入れ、そこに糸を一巻か二巻してつむぎます。これが、馴れると便利なんです。外すのも掛けるのも楽で効率良く紡げます。


   
Teaさんの5円玉スピンドル(軸が竹串なのでteaさんのより重さは軽いかもしれません。9g)とくらべるとこんな感じです。長さは28cm、ホイールの直径は4.5cm、重さは8gです。レース糸までにはいかないまでも細い糸を紡ぐのに便利です。このスピンドルは、ホイールの円周部分が重くなっていますが、こういうのをRim Weighted Spindleというそうです。外国の木のスピンドルには、円周の部分が分厚く、中心にゆくに従って薄く削られているものをよく見かけますが、原理は同じです。スピンドルは同じ重さなら、円周が大きいもののほうが、ゆっくり長くまわります。それに加え、円周部分を重くすると、全体の重さが同じであれば、ホイールが平らで重さが均一になっているものより、円周が小さくても同じ速さでまわるのだそうです。レース用のものは縒りを強くする必要があるので、速く廻る、ウェイトがより軸に近くくるようビーズスピンドルや、金属の小さなホイールのスピンドルを使うようです(残念ながら、廻る時間は短くなってしまうそうですが)リンクに入れてあるSpindlicityこちらでお勉強しましたが、正確でない表現があるかもしれません。


おまけ、最近覚えた小技です。お見苦しい指ですみません。糸をすーっと紡いだあと、手をチョキにしてそこに紡いだ糸を8の字に、うねうねと指をうごかして掛けます。そうしてから、スピンドルの軸に糸を巻き付けると、糸どうしで巻き付くことがありません。