手紡ぎ初挑戦

さて、なんでしょう?

はい!毛糸をつむぐためのスピンドルです。最近、いろんな方が手紡ぎに挑戦されているのを見て、やりたくて仕方がありませんでした。近くにはそういう工房はないようですし、自己流でやって変な癖がついてもと躊躇していたのですが、我慢できなくなりました。

Teaの羊ざんまい のteaangeさんのHP(Angelique)と、子ども向けの本を参考に、マギーブイヨンタイプのスピンドルを自作しました。マギーブイヨンの容器はなかったのでウニの塩づけの瓶の中蓋を使用しました(玄海灘や響灘はウニが有名なのです。もちろん頂き物です)。

     

羊毛はフリース・ドッグを作った時のあまりのフエルト用のものです。羊毛はほんの少ししか使わないので、いろんな色がセットになったものを買ったのですが余っていたのです。作ったイヌです。お嫁にいったので写真はこれしかありません。作っていて楽しかったのですが、本(おしゃれ工房、2004年10月号)にのっていない犬種(ミニチュア・シュナイザー)だったので、耳はどう付いているのだろう?とか足の付け根は?とか大変だったので、モデルがいないとできないなあと(そっくり系が好きなので)、その後は作っていません。

   

紡がれた単糸を巻取ったところ(糸の様子がわかりやすい用に巻きなおしています)。羊毛を梳く道具を持っていないので、手で羊毛の塊をなんども左右に裂くようにして繊維の流れを整えました。これをロールに巻いたものから繊維を引き出して紡いでゆくのですが、きれいに繊維がそろったところは、面白いようにスルスルと繊維が引き出されてきます。座って床に湯のみを置いてそこにスピンドルの先を入れてくるくる回す方法で紡ぎました。

  

双糸にして糸玉にまきました。糸の下に500円玉を置いています。午前中、洗濯の合間にスピンドル作りと合わせてこれだけできました。縒がもどらないよう煮たり、蒸したりするのですが、ほんの少しなので電子レンジ用の蒸し器でチンしました。緑の糸はローワン(Scottish tweed 4-ply)です。あら?同じくらいの太さにできてる?いえいえ、実は、一番きれいに出来たところだけを見せてます。この糸で小さな小さなモチーフが編めました。これはまた明日にでも。
もともとフエルトようの羊毛なので、モチーフを編めるくらい糸がたまったらフエルト化して楽しもうと思います。

参考にした本:たのしいものづくり(その2)授業を作る社(1993)
生活科の資料集だと思います。絹糸、棉糸についても書かれてます。何の目的で買ったのかは今となっては不明。ただ、この本だけでは、紡ぐまでの羊毛の処理についてと、スピンドルの扱いについての説明が充分でないので、きれいな糸はつむげないと思います。

teaangeさん改めてお礼にうかがいますが、teaさんのHPがなければ紡げませんでした。本当にありがとうございました。