経過観察は続くよ

9,10月と、やや不調だったのですが、11月の通院後からは体がとても軽くなりました。心臓を意識せずに生活できる時間が多くなり、携帯心電図計も気付けば数回しか使いませんでした。これも、あまりに調子がいいので、もしかして、無自覚なだけ?と心配になって測った感じです。
 ただ、診察前の心電図検査では、ドキッとした感覚があって、技師の方も時間をかけて測定されている様子で心配になりましたが、診察時には今日は一発期外収縮が出ていますねというお話だけで、問題はないようでした。
 今日は、念のため、先生にもう一度、冠攣縮性不整脈の可能性をお聞きしました。「結論からいって違うと考えています。確かに冠攣縮薬物誘発試験(アセチルコリン負荷試験)には反応したのですが、特有の心電図がみられないので、違うと判断しました。今飲んでいる薬(リバロ)は、コレステロ−ル値を下げる薬なのですが、心臓の血管を拡げる作用もあります。次回に、血液検査と二種類の心電図(断層心エコーといわれたような?)をとりましょう。」ということで、引き続き経過観察ということになりました。
 以前眼科の先生に聞いてはっきりしなかった角膜の提供の件も確認しました。即座に「ぜんぜん問題ないですよ。薬を飲んでいた期間も短いですし。」というお返事でした。ちなみに、臓器提供意思カードは、実際に臓器提供の状況が生じた時点で、提供可能かどうかの医学的な判断がなされるので、過去や現在の健康状況や輸血歴にかかわらず、現在の意思を記入するものだそうです。

先生の新聞記事が出ていました
 会計後、ロビーの柱に、主治医の先生の写真入り新聞紙一面大のインタビュー記事(西日本新聞10月30日日曜版)が貼っているのを発見。少し長くなりますが、今後の参考のために書いておきます。
 『不整脈とは、心臓の拍動リズムが何らかの原因によって、正常でなくなった状態が不整脈です。1分間の心拍数が100以上になる「頻脈性不整脈」、心拍数が50回以下になる「徐脈性不整脈」、脈が時々飛ぶ「期外収縮」の三つのタイプがあります。心臓の心筋細胞は弱い電気が流れると収縮します。心臓内の各部位の収縮のタイミングが少しずつずれることで、心臓の上部にある「心房」の血液が下部の「心室」へ、心室の血液が全身へ、このポンプ機能心臓全体で正常に成り立たせる仕組みを刺激伝導系と呼びます。もう少し詳しく説明すると心臓には司令塔が二つあります。一つは右心房にあって電気を送り出す発電所のような「洞結節」、刺激伝達系の起点です。もう一つは、心房と心室の間にあって洞結節から出た電気刺激を受け取り心室へ伝える、変電所のような「房室結節」です。二つの司令塔が、正しく機能していない、あるいは、機能はしてはいるけれど、心臓全体に正しく伝達されていない状態が不整脈です。
 頻脈性不整脈は、洞結節とは別に勝手に発電を始めたり房室結節以外に電線ルートが現れたりして、電気の流れがかき回されるイメージ。徐脈性不整脈は、電線が途中で切れるなどで電気がうまく伝わって行かない状態。
 電気の伝わり方に乱れがでるのは「先天的な電線があるもの、心筋梗塞など心臓の障害が電気の乱れを生むもの、老化が原因とされるものなどさまざまです。」
 不整脈の予防法は「予防の要は規則正しい生活を心掛けることです。食べ過ぎず、よく運動し、よく寝る。つまり、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)にならない生活に近づけて下さい。もちろん、たばこは吸わない、飲酒は適度に。不整脈の大きな原因であるストレスをためないことも大事です。」』

 うーむ、先生もやっぱりストレスも原因って思ってらっしゃるのですね。入院中も治療中も、ほとんどストレスについてはおっしゃらなかったので、あまりストレス、ストレスという風潮に賛同されてないのかと思いました。

次回は、2ヶ月後の2月14日(あっ、バレンタイン!)。血液検査もあるので、待ち時間がかなり長くなりそうです。

年内最後の診察だったので先生とスタッフの方に今年のグリーティングカードをお渡ししました。喜んでいただけたようでよかったです。

これまでの経過はこちらから

2016年12月24日 記