着れなかった


ねこやまさんのあみねこを編みました*1。着物を縫ってあげたのですが、小さくてきれませんでした。ショック。本は母から譲り受けました古いものです。講談社「和裁ー基本と仕立て方」(1969)


ここ数日、雄鶏社の自己破産つながりで、「編物が趣味ってどういうことなんだろう?」とついつい考えてしまいます。


面白いレポートを見つけました。ここから直接飛べると思いますが、ダメな場合は、千葉大学学術成果リポジトリに入り、簡易検索で、「戦後手芸ブームと新たな「主婦」規範」で検索するとPDFをダウンロードできます。


千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 Vol.175 page.91-110 (20080228)。去年の報告書でしょうか?こういうことを研究されている方もいるのですね。


私たちが現在普通に手芸を楽しめるのは、「高度経済成長期に手芸素材の安定供給が可能になったことによる」。「家庭での手仕事は量産品に支えられている」という指摘に考えこんでしまいました。今、私たちが手仕事に求めていることはこのレポートの考察とは違ってきているのでしょうか?ただ、出版された本をお手本にだれもが楽しむという形からは確実に違っていくように思います。

*1:著作権は“ねこやま”さんにあります。