モヘアのプルオーバー

  


編みっぱなしで、アイロンもかけていないので、くしゅくしゅですが、前見頃のパーツがこのあと完成しました。かなり編んでから、間違えていたことに気づき、ごまかそうか悩んだ末、ほどいて編み直しました。ブログを初めてからは、なんだかんだで間違えたらきちんと編み直しています。他の人はまず気づかないとおもうので、気分の問題なのですが、ブログの効用でしょうか。


ところで、朝のニュースで、京都大学ウィスコンシン大学がそれぞれ別々同時に、人の皮膚の細胞から、心臓や神経などいろいろな組織の細胞に分化できる能力を持つ、万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を作り出すことに成功と報道していました。そのときは「へえー、すごいなあ」と思っただけなのですが、夕方のニュースであのクローン羊(母羊の乳腺の細胞の核をあーしてこーして(^^)生まれた)「ドリー」からちょうど10年ということを聞いて、科学の進歩のスピードにただただ驚いています。当時は、ほ乳類の卵以外の体細胞が個体になれる能力を持っているか、という問題を生命科学の基本命題として科学者は知りたかったと思うし医学への応用は無限の可能性はあっても、実際にヒトに応用されるのはまだまだ先のことだと思われていたように思います。けれど今回の発見で、この分野の研究が家畜や(実験)動物を用いたもの、倫理的に問題のあるヒトの胚を用いたものから、ヒトの体細胞を用いたものへと大きくシフトし、今まで以上に医学への関わりが深くなるのだと思います。「ドリー」の生みの親の研究者は「(胚性幹細胞:ES細胞を用いた)今の研究手法を断念する」とまでおっしゃったそうです。今から10年後に移植、再生医療はどう変わっているのでしょうか?