化石のヒミツ

     
 夏休みが始まりましたね。これにあわせて、年に一度の子ども向けのイベントがいよいよ始まりました。目玉のトリケラトプスの化石標本(レプリカ)を組み立てているところです。観客の前で、解説をまじえて1時間弱ほどで組み立てて下さいました。私は広告展示業にたずさわっているわけではありませんが、キャプションやらパネルやらをパソコンで清書したり印刷する作業の一部を担当しました。専門業者に展示全てを外注できる施設はあんまりないようです。内実は、普段は事務やらデータを扱う作業をしているのだけれど、こうしたイベントがあるときは、「猫の手」をいろいろ出し合って手作りしているみたいですよ。いや〜今年度は準備期間が短くていろいろと大変でした。


       
ふれる展示もいろいろあります。黄色い物体はクッションほどの大きさの花粉の化石のぬいぐるみの松の「まっちゃん」とハンノキの「ハンちゃん」です。ミュージアムグッズとして発売予定!(もちろん嘘ですが、ものすごく内輪受けしたぬいぐるみです)。

福岡市の少年科学文化会館というところでやっています。正直、最近の大型恐竜展示にくらべると地味じみ地味です。ただ、思うのだけれど、本物の化石は、一部しかなかったり、小さかったり、もちろん動かないし、色もなければ、声もださないんですよね。科学の面白さと言うのは、見えていないものを見えるように考えていくことにあると思うので、あんまり調理されすぎた展示やテレビ番組だけ見てても、なんだかなあと思うんです。まっ、負け惜しみですけどね。


私のお気に入り、手のひらよりちょっと大きいぐらいの翼竜。写真撮影も可です。あっつ、もちろんレプリカです。