MOディスクスピンドル


黒檀など天然木でできたスピンドルが本当は欲しいのですが、修行中の身なので、がまんガマガマです。糸が先か、スピンドルが先か悩ましいところのですが、手作りスピンドルのいいところは、重さやホイールの直径を変えることができて、その違いを体感できることと、糸の出来具合いを手軽に確認できることだと思います。
前から、興味があったteaさんのCDスピンドルこちら)なのですが、今回不要になったMOがあったので、ばらして中のディスクを利用してみました。MOのディスクは直径9cmで、また、CDに比べて中心の穴が小さいです。心棒は30cmの菜ばし。フックは、ゼムクリップを半分に切ったものです。


     
菜ばしの細くなっていく先には、滑り止めの溝が輪に何本か切ってありました。2枚重ねたディスクを突き当たるところまでグッと押し込みます。このとき、ディスクが滑り止めの溝にカチンとはまり込んだので、ボンドなどは使わず固定されました。


   
菜ばしの先にカッターで切り込みを入れ、ゼムクリップを半分に切ったものを差し込みます。レース糸をぎりぎりと巻き付けゼムクリップを固定します。クリップの根元にビーズを挟んでおくと、菜ばしのささくれや糸端が、紡ぐ際に羊毛にひっかかからずに具合がいいです。木工用のボンドで、糸を巻き付けた部分とビーズの根元をコートします。


重さは30g弱です。竹の編み棒の6号を使えばホイールを下に持ってこれたのですが、心棒があまりに細いと、回しにくそうでしたので、今回はトップ・ホイールのスピンドルにしました。