なんちゃってカルトナージュ

Kartonnage:ヨーロッパで中世から続く、製本技術から派生した手工芸です。箱底が数ミリ出ているのが、ヨーロッパスタイルの特徴だそうです。



押し入れに箱だの缶を溜め込むタイプなのですが、たまーにえいやっと捨てます。その中から厚紙が出てきたので、紙箱を作ってみました。レースを編む時、糸がよごれないように巾着などに道具一式いれています。その中でも、タティングレースはほんとうに小さく収まってしまうので、DMCの糸玉がちょうど収まる大きさに作ってみました。身と蓋の合わせ方や、レースや布目のずれなどうまくできなかったところも多いのですが、写真には写っていません(^^)。

    


表布はC&Sさんのリネンとレースで、裏はクラフトワールドで買ったストライプが鮮やかなコットンプリントです。てっぺんの取っ手はクロッシェレースのモチーフ、ボタンのループは、タティングレースです。うんと甘く仕上げてみました。

見た目の甘さと違って作成過程は、カッターで切ったり、糊(私は木工用ボンドを水で薄めて使ったのですが)で貼ったりと、手芸というより工作でした。

参考:素敵な布で作るフレンチスタイルの布箱 茅木真知子著(文化出版局
手芸本というのは2、3年前のものがもう手に入らないことが多いのですが(だから、見つけた時に買っておく必要あり←いいわけ?)、この本は2000年発行で2005年で第5刷と版を重ねています。花柄使いあり、キュートなフィードサック使いあり、チェック・ドット柄使いありと見ているだけで楽しい一冊です。