目が揃わない

タティングレースは、細い糸を一回一回結んで形をつくる、非常に手間と時間のかかるレース編みです。細い柳の葉のような形の2枚の板を重ねて、ミシンのボビンのようなもので真ん中で繋いだシャトルとよばれるものに、糸を巻きつけて、右手で持ち、左手で持った別糸と交差しながら結んでゆくのです。シャトルを持つ右手を動かして、左手の糸に絡めていくのですが、出来上がりは、シャトルの側の糸はまっすぐで、絡まるのは左側の糸、というのが、ややこしい!左手の糸をゆるめて、シャトル側の糸を引くことでこうなるのですが、慣れないうちは、これができないんです〜。

かぎ針編みで、細編みを一目編むのって、1,2,3のリズムで出来ますよね。 タティングレースで一目編もうとすると、1.右手の糸を左手の糸に1回くぐらせる。2.左手の糸をゆるめ、右手の糸をきゅっと引き(これで絡む側の糸が逆転する)、左手の糸をゆっくり引いて目を整える。3.もう一回違う向きに右手の糸を左手の糸をくぐらせる。4.左手の糸をゆるめ、右手の糸をきゅっと引き、左手の糸を引く。結び目2回で一目と数えるので、これで、やっと一目完成!

でこれを何回か続けて、途中ピコットと呼ばれる飾りをつけて(もう私の筆力ではやり方は書けません)、またまた何回か続けて編んで、最後にシャトル側の糸をずずーと引くと、写真の花びらの1枚が完成です。これが一つの単位で、この組み合わせで、模様を作っていくわけです。

この花びらの大きさをそろえるのがまた、大変で、結局そろってないし(>_<)。花びらと花びらの間の糸の長さもバラバラなのできれいに五角形にならず、ビーズでごまかしてます。

あーつかれた。でも、きっと読む人はちんぷんかんぷんでしょうねえ。

それに、なんと、エミーグランデは、タティングレースをするには一番太い糸のようです。国産の40番、DMCの40番、80番、100番、Coron の 160番又は手縫い糸など、細い糸の方が、レースの繊細さが味わえるそう。絹糸の手縫い糸がおすすめですって書いてあるサイトもありました。こんな細い糸おいそれとは手が出せません (-_-)。小さい、小さい、ハンカチくらいしか入らないバックとか、作ってみたいのですが、無理かも〜。

シャトルは手に入りやすい(というかまずこれしか手に入らないらしいです)のは、クローバーのものだそうです。ちょっと調べたら、神戸市三宮のドヰ手芸店にはヨーロッパのお品も置いているそう。あー、実家に帰りたくなってしまいました。

最近コメントをいただくようになり、それが励みになり、毎日が楽しいです。ふりかえって、ここ数年、まわりの人に「これ作ったの〜」と言うことをしなくなっていたと思い至りました。

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