写真はトビハゼです。


佐賀空港のそばの干潟で、ムツゴロウに会ってきました。今日は大潮で潮が引くと、曇り空だったのですが水平線ならぬ干潟線が見えるようです。干潟は静かで(空港のすぐ側なのに)、遠くでそりにカゴを乗せて漁をされている方の話声が風に乗って聞こえてきます。ムツゴロウは、私達が近付くと、あっと言う間に姿を隠してしまいました。海岸は、砂浜ではなく、石が敷き詰められています。そこにじいーと座って待っていると双眼鏡を使えばわかる程度には近付いて来てくれます。背中に水玉模様を持ったムツゴロウは、背鰭を拡げたり、飛び上がったり、お互いが近付きすぎると追いかけたりと、見ていて飽きるということがありませんでした。ちょんちょんと綿棒のようなものがニ本泥の上にたくさん出ていました、なんと、カニの目でした。シギやサギなどの鳥の姿も遠くに見えます。本当に、穏やかな午後でした。
写真は、トビハゼです。トビハゼは石垣のところにもいて、石の上をぴょんぴょん飛んだり、のっぺりとはり付いていたりもします。そこに近付いた一枚です。

夕方、潮が満ちてくる様子も見ることができました。ムツゴロウやトビハゼは自分達の穴に入ってしまったのか、潮がまだ来ていない場所でも、もう姿がありません。遠浅になったところが島のようになり、ひたひたと夕日に照らされた汀が近付いて、気がつくと、波の音が聞こえていました。