レオ・レオニ


北九州市立美術館分館で開催されている「レオ・レオニ 絵本のしごと」展を見に行きました。夫が以前からレオ・レオニの「平行植物」という、他のかわいらしい動物を主人公にした絵本とはちょっと異なる幻想の中の植物を描いた作品に惹かれていたようで、誘われて一緒に行ってきました。

混んでいるかと思いましたが、午前中だったこともありゆっくり見ることが出来ました。
彼が絵本制作を「私自身の気にかかっている問題を論じるための表現形式」と捉えていたこと、切り絵やスタンプを用いたさまざまな作画技術、キュビストの絵やテラリウムに囲まれて育った子供時代が色濃く反映されてるその世界観など興味深かったです。
レオニの絵本が自由に読める絵本コーナーも充実。


ネズミを主人公にした作品は、実は読んだことがなかったのですが、その魅力にとりつかれてしまいました。

海の中でスイミーたちの仲間になったような体験ができる映像展示もありました。
壁一面にスイミーの物語にそったイメージ画像が映写されているのですが、自分の影がうつるように近寄ると、お魚がわーっと逃げます。


おみやげもたくさん。クラフトが作れる絵はがきや、ミニ絵本になる折り紙、缶に入った飴。
図録も買いました。
絵本ほどの大きさにコンパクトにまとまっていて過不足のない図録でした。