富岡製糸場に行ってきました


富岡製糸場に行ってきました。
私が興味を持っていることを知っているお義父さんが、連れていってくださいました。夫の実家からは一時間程度で意外に近かったです。
2014年に世界遺産に登録されてから3年、少しは落ち着いたかもと思ったのですがなんのなんのすごい人でした。比較的早い時間に入場したのですが、出る頃には昨日の大英自然史博物館展よりずっと混んでいました。


衝撃のカイコ焼き。
無料の市営駐車場もあったようなのですが、製糸場のすぐちかくのお土産やさんの駐車場に止める事になりました。500円と有料ですが、誘導も親切で、街ぐるみで盛り上げていこうとしている感じでした。カイコ焼き、帰りに食べてねと言われたのですが、結局食べませんでした。。。カスタードクリームやあんこのはさまったタイ焼き風のと、真っ白いお餅?風のがありました。意外に大きくて、おかあさんは気持ち悪がっていました。


建物や、設備は、整備されたり復元されていて、じっくり見ていると2時間くらいかかりました。パンジービオラがいっぱい植えてあって、スミレの香りのする中場内へ。空調はないようなので、真夏や真冬の見学はつらいかもしれません。今回は、日差しはまぶしかったですが、暑くはなく、空気も乾燥していて人がたくさん入っていても、快適でした。


入ってすぐの「原料課」の建物で、全体の内容を把握できるパネルや映像を見る事が出来ます。
生きたカイコや糸繰りの実演もありました。



建物の窓や石壁も味があって素敵でした。



広い広い工場。糸を取るには繭を煮ないといけませんが、糸が腐らないように、稼働時は冷水も循環していたそうです。



工場のすぐ横を流れる鏑川。排水を考えた工場というのも当時は新しいものだったそうです。
製糸場が、現代まで続いた大きな理由だそうです。



鉄製の板をリベット止めで組み合わせた貯水タンクも創業当時からのもの。



西置繭所は、大規模修理中。別料金でヘルメットを借りて見学可能でしたが、連休中なので作業は当然お休みでした。
瓦が全部はずされていて、屋根や柱の構造を見る事が出来ました。




従業員寮。昭和に入って片倉製糸紡績会社(片倉工業)の時代に建てられたもの。
妙義寮・浅間寮という名前が、群馬ならではですね。



復元された蒸気動力期間。本物は愛知の明治村にあるそうです。
私たちが行った少し前にお披露目になったようで、説明の方も張り切ってられていました。



最後に写真正面の建物の二階へ。最初に入った「原料課」の建物です
重量制限なのか入場者数が制限されていて、「おとみちゃん」の入場証が、ゲートで手渡されます。


赤いたすきがかわいい「おとみちゃん」。着ぐるみさんも外で愛想を振りまいていました。



トラス構造という、建物内に柱を立てず、広く使えるようにする建築様式が、西洋の教会のようでした。これだけの規模の工場・倉庫群を、建材、瓦、レンガは地元で調達し、自然光を取り入れるためのガラス板や機械類は、フランスから輸入して、二年足らずで、建ててしまったというのに驚き(@_@)。