絹の折り鶴

 台風12号が近づいているのですが、福岡は幸いなことにまだ雨も降っていません。
速度が遅くて、北九州に最接近する時間がどんどん遅くなっているのですが、昨日の午前中にいろいろ対策は終えているので、お家に籠っています。いったん涼しくなっていたのですが、台風が近づくにつれ蒸し暑く。

職場のイベントで使ったカイコ達、平らなところに置いておくと、平らな繭をつくるというか、体を覆う繭は作れないというか。繭は、紫外線や外敵から蛹を守るといわれているのですが、丈夫なだけに、羽化時にうまく抜け出せない子もけっこういます。その点、繭なしの蛹は、すべてするっと羽化できています。トレードオフってやつでしょうか。

平らな繭は和紙のよう(写真の後ろに少し写っています。)で、団扇の骨に乗っけて作ってもらうと、骨にうまく張りついて絹の団扇が出来上がります。

今回は団扇ではなく、小さな折り鶴を折ってみました。繭の上に乗っけてみました。3cm各ほどの大きさを折っています。これ以上小さくすると米粒に字を書くような人になってしまそうなので、やりません。紙と違って、折り癖がつきにくいので、ちょっとボアボアした出来上がりですが、なかなか素敵に出来上がりました。大きさは、並べたシンブル(西洋の指ぬき)で、わかっていただけるでしょうか?

来年もイベントが続けられること、災害が続かないようにとの願いを込めて。