入院九日目

13日の金曜日
 雨です。
 アセチルコリン負荷試験の結果説明がありました。午前中に、K先生が病室に来られ、ナースステーション横の小スペースまで一緒に歩いてに移動。それまでは、ベッドから見上げるか、車いすから見上げるばかりだったので、先生の後ろを歩いて、先生の背がちょっと低いことに気づいてしまいました。
 それは、さておきPCのモニターで、昨日の検査の映像を見ながら、説明を受けました。冠動脈がカテーテルからの造影剤で白く浮き上がって見えます。先生がおっしゃるには造影剤がうまく入らなかった部分があるので、映像が薄い部分がありますとのこと。昨日の検査で、カテーテルの挿入後の検査時間が長くかかっていたようで、予備室のオブザーバーの先生?からもう十分だからやめましょうと制止されていたのは、より鮮明な納得のゆく画像をとろうととされていたからなようです。冠動脈が全体的に短いけれどこれは個体差で、今回の症状とは関係ないこと、それよりは、一晩しか薬(血管を拡げる作用のあるもの)を中断していないのに、アセチルコリンを施与すると、血管がチリチリと収縮しているのが問題ですとのことでした。アセチルコリン負荷試験の結果は陽性でした。ただし、胸の痛みが症状としてないので、頻脈がこれで起きたかどうかはわからないので、月曜に電気整理検査と心室頻拍誘発検査を行います。結果次第で抗不整脈薬による治療を行うか(この場合、一生薬を飲み続けることになります(´・ω・`)。)、カテーテル・アブレーションという、異常な電気信号を出している部分を熱で変成させる、治療を行うかを決めますとの説明を受けました。
 思わず「アセチルコリンなんて普通に体の中にあるじゃないですか」と文句をいう私。先生、苦笑。退院後、ずいぶんたってからの通院時に質問して後から知ったのですが、このとき施与されたアセチルコリンは25ugで、生体に存在するよりかなり多いとのこと。なので、体内で生成されるアセチルコリンで冠攣縮がおこることはまずないそうです。

カテーテル・アブレーション決定
午後、T先生も来られて、「アセチルコリン負荷試験で、8/5の救急受診時と同じ期外収縮が出ていました。月曜に心室誘発検査を行います。そして、カテーテル・アブレーションも行うかもしれません。いえ、行います!」ときっぱり宣言されてしまいました。

風と共に去りぬ」読了。
土日を乗り切るため、わがまま放題だけれど、夫に本やら、折り紙やら、編み物の道具と糸、いったん持ち帰ってもらった電子辞書を持ってきてもらうようメール。場所や編み物道具のかたちや糸の種類を説明するのが難しい。
夜中に携帯から地震速報が鳴り響く。揺れはなし。

2016年9月29日記