泣き虫弱虫諸葛孔明

諸葛孔明が所轄孔明になる私のPCって。


一巻を読んだのは2011年。一、二巻を読み返してもいるので、ここしばらく通勤電車のお供です。
酒見さんの作品は「後宮小説」を読んで、そのあとぜーんぜん読んでいなかったのですが、一巻を本屋さんで見かけた頃「レッド・クリフ」を見たこともあって、文庫版をちまちま読んでいます。
三国志演義」、「三國志」とその注釈とか、日本と中国、英語圏での扱われ方とか。
本当のところはどんなだったかはわからないものをどんな風に辻褄をあわせたり、見なかったことにして、成り立たせているのかなど、蘊蓄が多くて、そこが楽しいです。
私の知らないアニメ(三国志とは関係ないと思う)の主題歌とか、格闘技ワザ(ご本人も格闘技をされているそうです)とか引用されたりしていてぴんとこないところも多いのですが、そういうところは文章に独特のリズムがあるので、なんとなくわかります。

「オースティン」も「枕草子」も、解説本や違う訳、二次創作を読むのも好きなので、ほんとお得な本です。