20082009年に編んだ菊花模様の六角つなぎですが、最近また編まれている方が続々と。。。
私は、当時編まれていた方々の記事を見て、"The Antique Pattern Library" (Licensed under the Creative Commons)を知り、
母の蔵書の「日本編物協会より昭和55年に発行されたレース編みの教科書「てあみのレース編み」を思い出し、その編み図で編んだのですが、
最近、二つほど興味深い記事を見つけました。
このモチーフのパターンブックの中で一番古い[と思われる]
The Priscilla Bedspread Book – (uses UK crochet abbreviations) (includes quarter motif pattern)._Dated 1914. Pattern name: No name. Images referenced as “Figure 39, 40, 41”
では「Hexagon for Bedspread」で紹介されていますが、
「Water Lily 」という名前でも編まれているのをご存知でしょうか?
ravelryで、この名前で編んでいる方はいらっしゃらなかったのですが
Clark’s (O.N.T) – J. P. Coats – _Dated 1947. Pattern Name: Referenced as “Item No. 6123”
Brucilla Wondersheen Cotton Crochet – Favorite Bedspreads – _Date 1960, Pattern Name: Water Lily
の2冊のパターンブックを主に参考にされてモチーフだけでなく「ベッドカバー」として仕上げられている方がいらっしゃいました。
こちら
こんな記事も見つけました。
1950年代にも流行ったパターンのようです。
5/26追記しました。
和書パターンの一番の特徴はパプコーン(和書では玉編み)の配列です。
パプコーンの最終段、ヘキサゴンの角にパプコーンが配置されています。
そのため、洋書では、9→10→11と各辺で増えてゆくパプコーンが、
和書では、9→10→[9+0.5+0.5](0.5は両側の辺と共有)となります。
上の図、パプコーンの配置の概略図です。灰色の部分は編み目のない部分です。
頭の中で灰色の部分を折り畳んで見てください。
で、うまく説明できないのですが、パプコーンの数の違いから来る目のずれの帳尻を合わせるために、パプコーンが始まる前の段(和書29段の)の角での増し目に工夫があります。