蒼路の旅人

蒼路の旅人 (新潮文庫)

蒼路の旅人 (新潮文庫)

電車の中で本を読むのが一番落ち着きます。でも、ここ最近は、ついウトウトしたり、何度も同じところを読んでも頭に入らなかったり。。。。

でも!
この「蒼路の旅人」は、昨日、今日で、一気に読んでしまいました。

15才のチャグムの選択。
後書きに「多くの道が見えていても、進もうとするときは、ひとつの道を選ばざるをえません」とありますが、チャグムの船旅は、その一点に向かって、進んでゆきます。立ち止まることが許されない状況の中での彼の行動の清々しさと痛々しさが入り交じって、今までのシリーズの中でも一番読み応えのある作品でした。