ブラウス


去年、小さな鉢植えで買った冬咲きのクレマチスクレマチスウンナンエンシス。大きな鉢に植え替えて外に出しておいたら、花がたくさん着きました。ツルバラの葉が全部落ちたさみしいトレリスを彩ってくれています。葉がちょっと痛んでいるのは、蔓をきちんと絡ませていなかった秋に風に煽られてしまったから。今年は気をつけましょう。

つぼみもふっくらしてかわいいのです。



スタンドカラーのブラウスを作りました。

ポルカドロップさんのサラ(sarah)を、参考に。
2014年に買った布で。
ポルカドロップさんのサラ(sarah)は、本来、襟とカフス付きなのですが、ここまできっちりしたソーイングは初めてだったのと、カフス付きはちょっと苦手なので、はしょらせていただきました。

そうはいっても、丁寧に、丁寧に作りました。
折り伏せ縫いなので、縫い代は表にまったく出ません。

ボタン・ホール初めて作製しました。d(⌒o⌒)b
生地を効率的に使うため、柄合わせにはさほど気をつかわなかったのですが、生地のデザインが秀逸なのでしょうか、とても馴染んでいます。ゆとりはさほどないきっちり体にそったデザインなのですが、脱ぎ着はとてもスムーズです。

こういう何気ないブラウスはどうして普通に売っていないのでしょう?
これからも好きな生地で何枚か作ろうと思います。白い生地でも作りたいです。

お部屋はぬくぬく

先週から寒波が来ていて、福岡も大変寒いです。

引っ越してから、室内には植物を置いていなかったのですが、昨年から続々と。。。
お庭にかまけていたといいますか、お庭で精一杯だったといいますか。

奥のは、
ビカクシダ(麋角羊歯、コウモリシダとも)
プラティセリウム・ビフルカツム (Platycerium bifurcatum)かな
外套葉と呼ばれる根元を覆う葉っぱに一目惚れしちゃったのです。


手前はエアプランツたち
パイナップルの頭みたいな、
ティランジア・ブラキカウルス(Tillandsia brachycaylos)

ウニみたいな、
ティランジア・マグヌシアーナ(Tillandsia magnusiana)

みんなそのうち吊るしてあげたいのですが、容器を思案中。


キッチンで作業をしていると、足下から冷えてくるので、ひさしぶりにバブーシュ作りました。
材料は着古したニットを洗濯機でわざとフェルト化させたものと、スウェットです。

これ、実は2013年に裁っていたのですが、縫っていなかったという。

以前のものはこちら
2008年
2010年
2013年

参考
布と毛糸を、少しずつ…―ちいさくて可愛いもの、作りたい (セレクトBOOKS)
布と毛糸を少しづつ(川路ゆみこ)

タイル画と紙に刺繍


ことしも心臓をモチーフにカードを作りました。 
血管(冠動脈)に番号がついているなんて、知りませんでした。
アドベントカレンダーっぽく見えることを期待しました。
クロスステッチのモチーフのように、考えました。
タイルの位置を一つずらすだけで、印象がかわってしまうので、あーでもない、こーでもないと。
イラスト的にはこっちに持ってきたほうが本物っぽいけど、こっちのほうがバランスがいいしなと。

いざ、印刷する際も、紙の地色によって、発色がくすんでしまったり。
光沢紙は、プリンターに詰まってしまったり。
なんだかんだで、手が掛かっています。

ポップアップカードも作りました。
こちらは、血管を金糸で刺繍しています。
一度やってみたかった紙への刺繍。思った以上に難しかったです。布と違って固いので、折れてしまうと跡がとれないし刺し間違うと、穴が残ってしまうし。。。
消しゴムの上にのせて、針を刺す位置にプスッと前もって刺しておくといい感じでした。針が消しゴムに刺さる感触がなんとも気持ちいいです。

あっ!season'sの「'」が、抜けてる。。。。

去年のカードはこちら

リスとリースとドングリと!


このあいだ作ったヒンメリにポンポンのリスを合わせました。
樹の穴から、顔を出してる感じ?


ドングリのリースにあわせると、こんな感じ
これは、ポストカードにしよう!

ポンポンのリスは、こちらから

動物ぽんぽん: 毛糸をぐるぐる巻いて作るふかふかマスコット

動物ぽんぽん: 毛糸をぐるぐる巻いて作るふかふかマスコット

私のポンポンメーカーは、ハマナカのなので、大きさも違うし、
毛糸もあり合わせのものだったのでいろいろ大変でした。
でも、可愛く出来ました。

季節的にトナカイのツノを、被り物でつけようかなあとも思ったのですが
そこまでやるとやりすぎかなと思ってやめました^^

ポンポンのドングリは、私のオリジナルです。

ドングリとお花のリースは、去年作ったもの。
夏の間は箱に入れてしまっていたので、まだきれいです。

キャミソール

お彼岸も過ぎて秋らしくなったとおもいきや、まだまだ昼間は暑いです。
そうはいっても少し季節はずれになるのですが、布帛のキャミソールを作るのにはまっています。無印やユニクロで売っているのは、最近とてもシンプルなものばかりで、レースの一つもついてないのです。


布幅分があり、長さ40cmもあれば作れるので、ハギレも使えて一石二鳥と、暇を見ては裁ったり、ミシンを走らせたり。薄くて軽い方がいいので、裾はミシンでスカラップステッチ。この機能は、初めて使いました。波の幅や高さも変えられるようなのですが、初期設定のまま使っています。肩ひもは、共布でバイアステープを作ったり、市販のバイアスを使ったり。これも、在庫処理に励んでいます。


生地は、薄手のローン、ダブルガーゼ、写真には写っていませんが白い綿レースでも作成中です。ニット地のキャミソールに慣れていますが、布帛のものもサラリとしてよいようなので、着心地をみながら、まだまだ作りたいと思います。身幅、肩ひもの長さや胸と背中のギャザーの寄せ具合(ゴムシャーリング)など、試しながら塗っているので一着だけだともったいないですし。

胸元のレースは手編みで、幅の狭いのを背中側にもつけています。自分サイズが決まったら、肩ひももこのレースで少し幅広にして、肩が凝らないようにしたいです。


パターン、編み図共:ナチュラルスタイルの服と小物 川路ゆみこ(雄鶏社)

絹の折り鶴

 台風12号が近づいているのですが、福岡は幸いなことにまだ雨も降っていません。
速度が遅くて、北九州に最接近する時間がどんどん遅くなっているのですが、昨日の午前中にいろいろ対策は終えているので、お家に籠っています。いったん涼しくなっていたのですが、台風が近づくにつれ蒸し暑く。

職場のイベントで使ったカイコ達、平らなところに置いておくと、平らな繭をつくるというか、体を覆う繭は作れないというか。繭は、紫外線や外敵から蛹を守るといわれているのですが、丈夫なだけに、羽化時にうまく抜け出せない子もけっこういます。その点、繭なしの蛹は、すべてするっと羽化できています。トレードオフってやつでしょうか。

平らな繭は和紙のよう(写真の後ろに少し写っています。)で、団扇の骨に乗っけて作ってもらうと、骨にうまく張りついて絹の団扇が出来上がります。

今回は団扇ではなく、小さな折り鶴を折ってみました。繭の上に乗っけてみました。3cm各ほどの大きさを折っています。これ以上小さくすると米粒に字を書くような人になってしまそうなので、やりません。紙と違って、折り癖がつきにくいので、ちょっとボアボアした出来上がりですが、なかなか素敵に出来上がりました。大きさは、並べたシンブル(西洋の指ぬき)で、わかっていただけるでしょうか?

来年もイベントが続けられること、災害が続かないようにとの願いを込めて。

下田直子 ハンドクラフト展 −手芸っておもしろい!−

博多阪急でやっていることを、一昨日知り、思い立って行ってきました。

下田直子さん 私の大好きな手芸作家さんです。
1989年に「毛糸だま」で出会って、今も本屋さんで出会える。「毛糸だま」のあの作品、本屋さんで見かけた本のあの作品、ホビーラホビーレのあの作品などなど。あれもこれもを間近で見てきました。


特に、↑。下田さんの作品と言えば、私にとってはこの二つ。
実物が見られて本当に幸せでした。

他にも
編み物、ビーズ編み、刺繍、フェルト、スモッキング、カルトナージュ等様々な技法がおもちゃ箱のようにちりばめられた作品が400点。

観覧者の方は、100%女性でした。

各コーナーに、下田さんの一言が添えてあるのですが、デザインをきっちり決めてからかたちにすること、限られた空間に世界を拡げる切手のデザインを意識されていること、スクラップは楽しいけれど流行があるので参考になることはあまりないとのことなど、視点が定まっていることに、感心しました。文化服装学院ハンディクラフト科を卒業されているとのことで手芸技法の広い知識と、それを裏付ける技術が、あの作品群を可能にしてるのだなあと実感しました。

下田さんの作品の私にとっての魅力は、可愛くて、粋で、ほんの少しの野暮ったさ。
それは、下田さんの子供の頃、自分たちの欲しい洋服や物を手作りしていた親族の女性たちの装いに源流があるかもしれません。

私が持っている一番古い「毛糸だま」はこれら。
ここにも下田さんが。ちょうどニューヨークから戻られて「毛糸だま」でお仕事を始められた頃のものかもしれません。

1980年代から2016年、私の編み物歴とぴったり重なる下田さん。

今日は、ちょうどサイン会も開かれていて、会場の入り口にご本人のお姿が。
アトリエが紹介されていた雑誌の中と同じ髪型、シンプルな無地のプルオーバーとパンツという姿も「私は作る人」という意思が透けて素敵でした。