泣き虫弱虫諸葛孔明

諸葛孔明が所轄孔明になる私のPCって。


一巻を読んだのは2011年。一、二巻を読み返してもいるので、ここしばらく通勤電車のお供です。
酒見さんの作品は「後宮小説」を読んで、そのあとぜーんぜん読んでいなかったのですが、一巻を本屋さんで見かけた頃「レッド・クリフ」を見たこともあって、文庫版をちまちま読んでいます。
三国志演義」、「三國志」とその注釈とか、日本と中国、英語圏での扱われ方とか。
本当のところはどんなだったかはわからないものをどんな風に辻褄をあわせたり、見なかったことにして、成り立たせているのかなど、蘊蓄が多くて、そこが楽しいです。
私の知らないアニメ(三国志とは関係ないと思う)の主題歌とか、格闘技ワザ(ご本人も格闘技をされているそうです)とか引用されたりしていてぴんとこないところも多いのですが、そういうところは文章に独特のリズムがあるので、なんとなくわかります。

「オースティン」も「枕草子」も、解説本や違う訳、二次創作を読むのも好きなので、ほんとお得な本です。

コーデリアとフィデルマ

コーデリア・グレイは茶髪で猫を思わせる容貌の22歳。
速記とタイプのスキルをもち職業斡旋所で仕事を探そうとするところから、以前読んだケイト モートンの「 リヴァトン館」の時代(1920年代)と同じ頃かと 思ったのですが、どうも1960年代?車が一般的で、タイプがあって、ラジオも電話もあるけど、テレビは一人暮らしの部屋にはまだな感じ。原作が1972年発行なので、ミステリーだしコンテンポラリーなのでしょうか。

作者のP.D.ジェイムスはミステリー界では有名な作家さんらしいのですが、私は「高慢と偏見、そして殺人」で初めて読みました。こちらはジェーン・オースティンの『高慢と偏見』をリスペクトしたものですし、正直、そうでなかったらさほど惹かれない部分もあります。

でも、この作品はとてもよかったです。
明るさからは少し離れているかもしれにないけれど、おしゃれで前向きなコーデリアが素敵です。

今はダルグリッシュ警視長シリーズの中の「神学校の死」を単独で読んでいるのですが、同じヒロインが出てくる『皮膚の下の頭蓋骨』も読もうっと。


翳深き谷 上 (創元推理文庫)

翳深き谷 上 (創元推理文庫)


翳深き谷 下 (創元推理文庫)

翳深き谷 下 (創元推理文庫)

キャセルのフィデルマはすらりとした長身で、瞳の色は灰色がかった緑。被り物の下から赤い髪が一房はみ出している。
フィデルマもそろそろ三十路?
若いのに生意気!と感じていた立ち居振る舞いが、相応の威厳を与えているという感じです。言葉でははっきり言っていてもしぐさがつつましく落ち着いているからなのでしょうか。
オーラにコーラ、ムルガル、ラドガルと似たような登場人物の名前には悩まされつつも、七世紀のアイルランド世界に慣れて来たのか、世界観もつかめて大変おもしろく読めました。

作中のグレン・ゲイシュどうやらここみたいです。Killarney, Ireland
今も美しいところのようです。
こちら

高慢と偏見、そして殺人

高慢と偏見、そして殺人 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

高慢と偏見、そして殺人 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ひさしぶりに。ネットでなく本屋さんで出会った本を買いました。
高慢と偏見、そして殺人」
題名からピンとくるように,ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』のその後を綴ったしかもミステリーです。

作者のP. D. ジェイムズさんは、なんと1920年生まれ。本書が出たのは2011年なので、91才でなお執筆活動をされていることになります。

まだ、読んでいないのですが、楽しみです。

作者の方には1987年発行の「女にはむかない職業」という息の長い作品もあって、夫の本棚には、この題名に引っかけたいしいひさいちさんの「女(わたし)にはむかない職業」というマンガがあります。

こちらも読んでみようとおもいます。

アン・クリーヴス『青雷の光る秋』

青雷の光る秋 (創元推理文庫)

青雷の光る秋 (創元推理文庫)

「シェットランド四重奏」の最終章。「大鴉の啼く冬」「白夜に惑う夏」「野兎を悼む春」とこの「青雷の光る秋」と一応四部作が完結です。
原タイトルは色で、日本語タイトルは季節で、どれも素敵な題名がつけられていています。表紙の絵も素敵で、ミステリーとしての完成度、登場人物の個性など、どれも素晴らしいです。

この作品は、今後も一作目からときどき読み返すことになりそう。


ネタばれにはならないと思うけれど、
「店名はなにやらしゃれたギリシャ語で、ジェーンにはちんぷんかんぷんだった。」
このギリシャ語たぶん「numenia」かな。日本語の意味は「新月

→読み返したら店名も最後の方で出ていました。「numenius」[男性形]の方でした。


舞台が島のフィールドセンター(鳥類観測所)で、鳥の名前がいっぱい出てきます、ノハラツグミ、ユキホオジロ、そして、イギリス国内初記録の迷鳥として現れ、フィールドセンターに滞在している人々を、殺人事件の関係者として事情聴取を受けているにもかかわらず、気もそぞろにさせてしまうナキハクチョウとか。鳥、トリ、とりとジェーン同様ちんぷんかんぷんでした。が、ちんぷんかんぷんにこそやはり意味があるのでした。


なんか詳しすぎるかもと思ったら、作者のアン・クリーヴスの旦那様は鳥類学者でした。


四重奏としての区切りは否応なくついちゃった(泣)のですが、続編はイギリスではもう出ているそう…。

草摘み


いろいろ花が咲いています。
が、ラナンキュラスは芽を出さず。一昨年買った球根より増えた球根だったのですが。。。。白菜は葉が巻かないまま花が咲いちゃいました。

そんなへっぽこぶりですが、白菜はつぼみの時に湯がくと「菜の花」と同じく美味しくいただけましたし、茎もみそ汁の具に。少し堅いかなと思ったら皮を剥けば大丈夫。とそれなりに家庭菜園も楽しんでいます。

ちょうど今
有川浩の「植物図鑑」を読んでいるのですが、主人公達が出会うのはほとんどが春から初夏にかけての植物なのでちょうどタイムリーでした。この本、夫がタイトル買いしてきました。「図書館戦争」とか「阪急電車」とかの作家さんです。私も一作は読んでみたかったので、夫より先に読んでしまいました。
まあ、内容は星の数ほどある恋愛小説の一つなんですが、それよりもそこらへんの草を料理したくなります。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

ちょうど昨日、主人公達と同じように野山に出かけていたので、ワラビを採ってきました。フキやツクシもクレソンも採ろうと思えばあったのですが、フキだけ帰りの直売所で購入。フキの炒めたのが食べたくなったので。。。。
昨日一日で、この本に出てくるほとんど全ての植物に遭遇。
イタドリには少し早かったのか見かけませんでした。実はイタドリのごま油で炒めたもの、随分前に作ってその美味しさに驚いたことがあります。

主人公も絶賛しているので、今年は作ってみます。

身近な植物が絡むお話なら、梨木香歩さんの「からくりからくさ」のほうが好みかも。
「植物図鑑」はちょっと甘すぎるか。。。。。
あと、草摘みを「狩り」っていうのがちょっと肌に合わないのです。もう少し深い山で採る山菜摘みとかキノコ狩り(^^;)までいけば、狩りかも。。。
番外(作中では「カーテンコール」2編)の短編はよかったです。

まとめて

本の感想がなかなか書けません。。。

ジェイン・オースティンの言葉 (ちくま文庫)

ジェイン・オースティンの言葉 (ちくま文庫)

オースティンの作品は、ものすごく緻密な計算の上になりたっていることが改めてわかって、驚きました。
日常をドラマにするオースティン、これから何度読み返すことになるのか?

獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)

獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)

こちらも、改めて読み返さねば。
どちらかと問われれば「守人、旅人シリーズ」と迷わず答えることはできますが。。。


空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

続けて「シャイロックの子供たち」も読みました。
長編も短編も、うまいなあと思いました。

今年の前半は、以前読んだ本を読み返したりしていました。
ここにきて、俄然、新しい本をよみたくなってきました。


ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作者は、スティーブンキングの「ミザリー」を読んだのかしら?後半彷彿とさせる場面があります。「ミザリー」−ほんとうに怖いのですが、たまに読み返したくなります。キングの他の作品は読んでいません。怖いから。

第三部はこれから読みます。リーガル・サスペンスな一面もあるとのこと。第一部を読み始めた時は、失敗したかな?と思ったのですが、第二部には惹き込まれました。リンドグレーンの作品を子供の頃に読んだ方にもおすすめ。
ちょっと、にっこりしちゃいます。←ストーリーそのものは、にっこりなんて言ってられないのですが。。。

毛糸だま2012春号が素敵

毛糸だま No.153(2012年春号) (Let's Knit series)

毛糸だま No.153(2012年春号) (Let's Knit series)

ひさびさに購入。興奮!
九州は、本屋さんへの入荷が少し遅れるので、水曜日はまだ店頭になくて、昨日入手いたしました。フェアアイル、シェットランドレース、クラシカルなクロッシェレース、ヘアピンレースにモチーフ。ひさびさに「おたま」さんにも再会。

フェアアイルもシェットランドレース、クラシカルなクロッシェレースも既に単独の書籍も、持っているのですが、糸の色の選び方や、伝統を少し削ぎ落として軽いデザインにされているのがなんとも素敵で、お洋服との合わせ方もとても可愛らしくて惹かれます。

夏号は、クンスト・レース。こちらも楽しみ。実は母からもらった昭和の本の中にいくつか紹介されているのですが、なかなか手を出せずにいます。